子どもが活き活きと活動するために

学習能力の向上もやはり食事に秘密があります!

もし、お子さんにやる気がない、疲れやすい、集中力が無いなどの
様子が見られたら、一度食事内容に目を向けてください。

まず、きちんと朝食を食べさせてください。
玄米とみそ汁を中心とした和食がおススメです。

子どもは本来食欲が旺盛なものです。
もし、食欲が無いようでしたら、生活習慣を見直しましょう。

ちゃんと早寝早起きをしているか、運動不足ではないか。
おやつを与えすぎていないか。

頭脳活動で使われる前頭葉は運動領の隣にあるため、
運動領を刺激することで前頭葉も活性化されます。
(運動領とは、大脳皮質の中で特に運動に関わる領域のことです)

しっかり運動することで体力がつき、学習能力も高くなります。
そして、食生活がそれを支えていることを忘れてはいけません。

また、食事の際によく噛んで食べることによって
学習能力が上がることは皆さんもよくご存知だと思います。

現代の食事は、やわらかい食事がとても多く、
ほとんど噛まずに飲み込めてしまいます。
テレビのグルメ番組では、やわらかい食べものが
まるで美味しいものの代名詞のように言われている始末です。

是非、噛み応えのある食事を食べさせてください。
玄米に季節の野菜や豆類、漬物などを添えた食事は、
しっかり噛んで食べることで甘みが出てきて
食材のおいしさを味わえ、味覚が敏感になります。

噛むことは、リラックス効果や免疫力が上がるばかりでなく、
食べ過ぎる前に満腹感を感じるので、肥満解消にもつながります。

ジャンクフードや洋食のような濃い味つけで、油を
たくさん使った食事を続けていると、味覚が鈍くなり、
さらに味つけが濃いものを欲しがるという悪循環に陥ってしまいます。

玄米菜食がどうも馴染めない・・・という人は、
よーく噛んで食べてみてください。

暑さもかなり和らいで秋の氣配がしてきました。
大人も子どもも朝から玄米をしっかりと食べて丈夫な体を作りましょう。

玄米の食事に切り替えると、体が軽くなった、スタミナがついて
疲れにくくなった、疲れの回復が早いなど、様々な嬉しい変化が表れます。

園部 知紗