風土はフード
国際自然医学会の森下敬一先生が言われていた大好きな言葉です。
食べ物とは、その土地の風土によって作られるものである。
例えば欧米食は、欧米人がそれらの食物を胃腸で上手く消化、吸収できるシステムを備えるようになった。
胃液・膵液などの消化液の性質、酵素の働き等などが、それらの食材をうまく体内に取り入れるのに最適な機構を獲得していった。
つまり、「食形態がその民族の体質を形成していった」とされます。
だから大事なのは食事そのものにある栄養素を重視するのではなく
その土地で育った酵素と、菌を中心とした栄養学を優先しなければいけないのです。
これは健康を考える上で極めて大切な概念だと思います。
食の欧米化が進んでいる日本ですが、日本食をもっと見直さなくてはいけません。
数千年の歴史の中に生まれた英知の結晶が日本食には詰まっており、それらは最高の芸術作品と言えます。
「生命なき食物は生命の糧とならず」
これも僕が大好きな言葉です。
添加物だらけの加工食品・動物の死体である肉食・栄養のある糠と胚芽を奪われた白米は既に死んでいる食べ物です。
それらを食べていても「生命の糧」にはなりません。
なので、可能な限り加工食品を避け、肉食をやめて、お米を食べるならば玄米を食べるべきです。
そして玄米は無農薬を食べるようにしてください。
玄米には「天然の抗がん剤」と言われる物質がいくつも含まれています。
例えば良くないとされるフィチン酸ですが、
以下の効能もあるとされます。
ガンに対するフィチン酸の働き
• がんの再発を予防する
• がん細胞の増殖を抑制する(※正常細胞には影響を与えない)
• NK(ナチュラル・キラー)細胞を活性化する
• ガン抑制遺伝子p53の発現を、最大7倍に増強する
• 副作用がない
• 重度に悪性な肝細胞ガン治療の可能性がある
• HIV感染やAIDSなどの感染症にも予防効果がある
• 血液浄化作用がある
• 血液をサラサラにし、血管系障害を予防する
•高脂血症、糖尿病を予防
• コレステロール値を下げる
• うつ病や強迫性障害などの精神疾患にも、一定の予防効果がある
• 特に大腸がんに対する抗がん効果が高く、後にヒトでの臨床実験でも大腸がんの部位に関係なく、予防・再発予防効果があることが、科学的に証明された。
様々な側面を見て事真実は見えてきます。
是非食事を見直して見てください。
広岡 雅裕