【一般無料】牛乳を飲むことの弊害(健康基礎講座)

・牛乳の3大栄養素が体に及ぼす影響とは

・人間だけが自然の摂理に反している。

・カルシウムの含有量と吸収率の問題

・牛乳から栄養は摂れない。

牛乳は人間が飲むものではないという事実は、知っている人にとっては当り前のことですが、スーパーには牛乳がずらっと並んでいる光景を見ると、世の中全体としてはまだまだ牛乳は栄養食品だと思っている人がいるのだと感じます。

「牛乳を飲んで大きくなろう」と言われながら、小さい頃から家庭や学校で牛乳は体に良いと教え込まれます。
しかし、牛乳を飲んだ後にお腹がゴロゴロしたり、胸やけがしたことがある人は多いでしょう。

牛乳に含まれている3大栄養素(糖質、タンパク質、脂質)は、どれも人間の生理機能を狂わせます。

まず、第一の問題は牛乳に含まれている糖質(乳糖)は人間の体内で分解する事が出来ないという事。

乳糖を分解するには、ラクターゼという分解酵素の働きが必要なのですが、世界中のほとんどの人はラクターゼを持っていません。

赤ちゃんはお母さんのお乳を飲むのでラクターゼを持っていますが、生後1歳半から4歳のころまでにラクターゼは減っていきます。
乳離れする時期を考えれば、成長していくプロセスにおいて正常な生理的変化なのです。

日本人の成人のうち約85%は乳糖を分解できない事が遺伝的に決定づけられています。

未消化のまま大腸へ届くと腸内にガスと水分が溜まり、腹部の膨張、胃痙攣、下痢など消化器に症状が表れます。

では、ラクターゼを持っている赤ちゃんは牛乳を飲んでも大丈夫かというと、そうではありません。

哺乳動物の中でも種族によって乳汁の成分の割合は大きく異なります。
牛は牛の乳を、人間は人間の乳を飲まなければならないのに、離乳期を過ぎても人間だけは牛乳を飲んでいます。

牛乳はあくまでも子牛のための飲み物であり、子牛はそれを飲んですくすくと育ち、骨や歯を強くします。

人間が離乳期を過ぎて牛乳を飲めば、体に何かしらの害を与える事は想像が出来ます。

母乳は同種の乳児を感染症から守ります。そのため人間が牛乳を飲んでも、感染症は防げません。
また、母乳を加熱・殺菌すると、感染防御反応は破壊されてしまいます。

糖質を摂るなら主食を玄米に切り替えて、いも類やかぼちゃも一緒に食べましょう。

第2の問題点は牛乳のタンパク質です。

牛乳のタンパク質は、様々な形で人間の体にアレルギー反応を引き起こします。

最も多いのは慢性的な下痢で、血が混じることもあります。
乳幼児の頃から牛乳を飲み始めて激しい下痢が続くと、食べ物から十分な栄養を吸収するのが難しくなり、発育不全に陥ります。

その上、牛乳を大量に飲むと胃腸の出血を引き起こして、その分の鉄分が失われるため、鉄欠乏性貧血を引き起こすリスクもあります。

すると、イライラや無気力、注意散漫になりやすいので、育ち盛りだからと言って牛乳を一生懸命飲ませるようなことは慎んでほしいのです。

幼児の鉄欠乏性貧血の約半数は牛乳が原因だと考えられています。

タンパク質を摂るなら、大豆のように植物性のものを選んでください。

また、タンパク質は体内でアミノ酸に分解されます。
野菜や果物などのようにアミノ酸を含む食材を食べれば、消化器に少ない負担で栄養を吸収する事ができます。

そして、第3の問題点である脂質について。

牛乳に含まれる脂質は、人間の体に入ると血管を汚してしまいます。

牛乳や乳製品の脂質はプラークとして血管壁に張り付いて、動脈硬化を引き起こす引き金となっているのです。
つまり、将来脳卒中や心筋梗塞、がんにかかるリスクが上がるということです。

ある病理学者が行った調査によると、事故死した青少年1500人の心臓の血管を調べたところ、元気な血管を持っていた人と病気の血管を持っていた人の決定的な違いは、幼い頃に摂取した栄養にあるという報告があります。

正常な血管を持っていた人には母乳で育てられた人が多く、一方で病気の血管だった人は牛乳や人工ミルクで育てられていました。

この調査から、乳幼児の頃の栄養状態が早い段階から冠状動脈に変化をもたらしている事が分かります。
幼い頃から牛乳を飲む習慣は、生涯にわたって体へ悪影響を与え続けます。

脂質を摂るなら玄米やオメガ3の油(亜麻仁油、インカインチオイルなど)を摂ってください。

そして、牛乳と言えばカルシウムですね。

「牛乳を飲んでカルシウムを取ろう」
私達は小さい頃からそのように教え込まれてきました。

それを疑いなく信じて、自分が親になったら今度はそれを子どもに教えています。

しかし、それは大きな間違いです。牛乳は人間にとってカルシウム源ではありません。

牛乳には1リットル当たり約1200mlのカルシウムが含まれています。
一方、母乳のカルシウムは1リットル当たり約300mlです。
しかし、カルシウムが血液に入って骨や歯に届く吸収率は母乳の方が高いのです。

なぜ、これほど吸収率に差が表れるのでしょうか。

実は、牛乳にはカルシウムだけではなくリンも多く含まれています。
腸管内でカルシウムはリンと結合するため、カルシウムを体内に吸収しにくくしているのです。

「カルシウムといえば牛乳」という信仰は止めた方が身のためです。

野菜ではブロッコリーやキャベツ、かぶ。大豆などの豆類やイワシや鮭などの魚介類にもカルシウムは含まれています。

これらの食材は牛乳りょり優れたカルシウム源ですので、ぜひ食事に取り入れてください。

牛乳は最も食物アレルギーを引き起こす原因の1つであり、その害は精神面にも表れます。

・慢性疲労、体が弱くて疲れやすい。
・子どもは思いっきり遊ぶものですが、途中で疲れて休憩する。
・過度の眠気を感じて無氣力でいることが多い。
・夜はぐっすり眠れず、朝はなかなか起きられない。

また、落ち着きのなさも食物アレルギーの症状の特徴です。
いつも動き回ったり、体をねじったりして、じっと座っている事ができません。
さらに、たいていの場合はイライラしています。

これらの症状が表れたら氣力が奪われてしまい、学習意欲や集中力が低下し、毎日が苦痛でしかたがなくなります。

未来ある子どもがこのような事で苦しむのは、何とも気の毒です。
親の無知によって、このような悲劇が起きてしまいます。

間違った食事は親の代から子の代へと受け継がれる毎に弱い体を作ってしまいます。

食物によって、子どもの頃から体の不調に悩まされるというのは
勉強や遊びどころではなくなり、無氣力にただボーっと時間を過ごすことになってしまいます。

本来なら好奇心いっぱいに色んな事に興味を持ちながら、新しい事をどんどん吸収していく時期なのに、社会や未来に対して自ら心を閉ざしてしまうのです。

また、大人も不安など精神面の影響があるので、間違っても健康のためと思って毎日のように牛乳をコップに注いで飲むようなことは止めるべきです。

現代では、牛乳・乳製品を100%避ける事は難しいので、例えば外食のときは少しいただくというように、食べる機会や量を抑える工夫をすることも大切です。

そもそも牛乳を飲むのは、食生活が洋食や加工食品に偏っているのが大きな要因です。
そのような食事には乳製品を含め、牛乳が多く使われています。

大切なのは普段の食事は和食を中心に置くこと。
なぜなら、私達は腸内細菌に合わせて食事をする必要があるからです。
それはつまり、腸内の善玉菌が優勢な状態を保つという事です。

分解できないものを食べると腸内細菌は腐敗してしまい、血液は汚れてドロドロ。
便秘や肌荒れなどを引き起こします。乳製品は特に若い女性に好まれているので、このような悩みを抱えている人は多いことでしょう。

腸内や血液を汚し続けていると、脳卒中やがんなど大病する事は避けられません。

牛乳を飲まなくても栄養は採れますし、むしろ飲むことで体に悪影響ばかり与えます。

「牛乳を飲んで骨を丈夫にしよう」という思い込みを解放してください。

人間は自分のお母さんの母乳を3歳頃までに飲み終わると乳を必要とせず、牛乳は牛の赤ちゃんのための飲み物ですから。

山本 和佳


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