【一般無料】頭で食べる大人 本能で食べる子ども(健康基礎講座)

・本当に必要なものを食べていますか?

・食べて発散する大人

・子どもは適量を知っている?


健康を意識している人の中にも、実は体の害になるものを思っているよりも多く食べている場合があります。
ましてや健康に氣をつけていない人は体に必要な栄養がほとんど摂れていないかもしれません。

現代人に当てはまる食べ方の特徴に「頭で食べる」というものがあります。

疲れやイライラ、ストレスを感じたら甘いものを食べて解消させようとする。
お腹が満たされていても、美味しそうだと思うと食べてしまう。

これが頭で食べる行為です。
お腹が空いているとか体の声を無視して「食べたい」欲求に引きずられてしまう。

これを頻繁に繰り返すと、食習慣が崩壊して肥満や慢性的な体調不良、糖尿病へと繋がります。

一方、子どもは大人と対照的な食べ方をします。本能に近いと言っても良いと思います。

子どもは一日中動き回っていますから、エネルギー源となる食事を欲します。
まだ体も胃も小さいので一度に食べる量は少なく、そのため間食も設けてエネルギー源を補給します。
また、運動量に応じて必要な量を欲しがります。子どもは体の欲求に対して正直ですね。

大人は子どものように動き回らないのですが、お腹が空いていない事があっても食事の時間が来たら食べたり、その日の運動量に関係なく決まった量を食べていたりします。

大人が食べる食事には、例え食欲が不足氣味の時でも食べられる工夫がされています。

例えばうどんやそばを食べる時に添える薬味には、食欲を増進する効果があります。

味に飽きることもあるので、ネギ、わさび、しょうが、ごまと何種類も薬味を用意すれば、必要な量を超えて食べてしまえるのです。

大人はお腹が空いていなくても完食できてしまう。
豪華な食べ物を目の前にして、ついつい嬉しくなって必要な量を食べてしまった事はあると思います。

「豪華で美味しそうだから」
「もったいないから」

そう思うと適切な量が分からなくなって、出されたものを反射的に食べてしまいます。

子どもは基本的に食べるべきものを知っています。
体のエネルギー源となる糖質を含む玄米やいも類をしっかり摂りましょう。

おやつはおにぎりやふかしたいもを出せば、子どもは喜んで食べます。

しかし、現代では子どもも甘いお菓子やスナック菓子に飛びつきます。
なぜなら早いうちから親が与えてしまうからです。

子どもは大人と同じく砂糖や油が大好きです。
お菓子類にはそれらが大量に使われ、その上食品添加物も入っているので食べ始めるとクセになって止めにくいのです。

昔は砂糖は貴重なものとされていましたが、日本人が広く砂糖を使い始めたのは1900年頃からです。

それまでは甘味と言えば玄米やいも類、果物の自然から採れるものを食べていました。
「うまい」の語源は「甘い」だったとも言われています。

その後、飽食の時代になり自然の甘味が人工的な甘味に置き換わってしまいました。

特に女性は甘いものをつまんで食べる癖のある人が多いですね。
お菓子類は毎日のように食べられるほどお手頃価格のものも多いので、余計に止められません。

多くの女性は、和菓子よりもクッキーやチョコレートを好んで食べる傾向があります。
なぜなら砂糖も油も使われいるため、洋菓子の方がよりクセになりやすいのです。
実際にそれを体感している人は多いのではないでしょうか。

甘いものは時々食べるくらいに留めましょう。
食べる量が増えていくとイライラや甘いものへの渇望感が増して、さらに食べたくなります。

それよりも真っ先に止めるようお勧めしたいのが、朝食にパンを食べる習慣です。
パンの原材料表示を見ると分かりますが、砂糖がかなり大量に使われています。

それにバターやジャムを塗って食べる。
おかずは卵焼き、野菜のソテーのように油だらけです。

パンを食べている限り、栄養をバランス良く摂る事は難しいでしょう。
それどころか砂糖と油だらけの食事を覚えてしまいます。

パンを食べた後は血糖値が急激に上がったかと思うと、今度は急激に下がります。
すると集中力が落ちるので、勉強どころではありません。

低血糖の状態なので、精神的にイライラしがちです。そうなるとジュースや清涼飲料水に手が伸びやすくなる上、食欲のコントロールが出来なくなり生活のリズムも崩れるので、朝は目覚めが悪くて食欲も無い・・・
こうして悪循環がどんどん続きます。

子どもの味覚は10歳頃までに出来上がります。
特に味覚が出来るまでの時期は、人工の砂糖や油は避けたいところです。

成長するにつれ行動範囲や付き合いも広がりますから、食品添加物などを口にする機会はどうしても増えていきます。

だからせめて子どものうちくらいは自然の甘みがあるものを食べさせてあげてください。
玄米おにぎり、ふかしたいも、りんごやバナナなどの果物といったように手に入りやすくて調理の手間もほぼ無いので、お母さんの家事の負担にもなりません。

自然に近いものほど、色んな面で合理的に出来ています。

体が必要としているものを把握できる体質を作る事が大切です。

玄米に味噌汁を添えれば、もうそれで食事になります。
玄米や味噌にはほのかな甘味や旨味があるので、食べた後の満足感も得られます。

しかも毎日ほぼ同じメニューでも飽きにくいのも和食の良いところです。
体が必要な栄養をちゃんと判断している証拠です。
こうなれば良い食習慣が身について、病氣の予防にもなります。

未来の健康に繋がる食事を続けましょう。

山本 和佳

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