履き物から健康になる

足の健康には履き物が深く関わっています。
子どものうちに○○を履くと、足の正常な発育を促します!

下駄(又は草履)が健康に良いというと、
靴を当たり前に履いている現代では突拍子も無いと思われるかもしれません。

下駄は日本の気候に適した履物で、適度な隙間があるので
風通しが良く、足のムレを防ぎ清潔に保ちます。
水虫になりにくく、外反母趾もありませんでした。

戦前までは、皆普段から下駄や草履を履いていました。
アスファルトで道が舗装されるようになってからは靴が主流になっていきました。

下駄を履くと足の指や足の裏のツボが刺激され、血液の循環を促します。
足の筋肉を使うので、脳の活性化にもつながります。

下駄や草履を履いていた時代は、認知症はほとんど見られなかったそうです。

歩くと自然と親指の付け根に重心がかかるため
体のバランス感覚が鋭くなり、土踏まずの形成を促進します。

土踏まずは立つときのバランスをとり、歩くときにバネの役割をします。
また、着地するときに衝撃を吸収するクッションの働きをするので、運動能力が高くなります。

これに対して偏平足は子どもがあまり歩かない、外で遊ぶ機会が少ない事が影響していると言われています。
偏平足は疲れやすく長い距離を歩けなかったり、運動能力が低い傾向があります。

土踏まずは4~8歳に形成されます。
子どものうちからしっかり運動させることが大切です。

最近では立っている状態で親指や小指が浮く人がいますが、
体の重心が後ろへ傾いてしまいます。
体が歪むため、肩こりや腰痛の原因となるのです。

このような浮き足は靴を履くようになったためと言われています。
靴を履いているときにも親指重心を意識することが大切です。

現在、幼稚園で園児に草履を履かせているところがあります。
歩くときに足で地面を掴むという感覚がとても重要です。
土踏まずが形成されて姿勢が安定し、踏ん張りが強くなったという報告があります。

日本人の優れた知恵が見直されているのはとても素晴らしい事です。
本当に健康な姿は、実はとても簡素なんだと氣づかされます。

園部 知紗

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