育ち盛りの子どもにとって睡眠は重要な役割を果たしています。
深夜までお子さんが起きている家庭は要注意!
深夜にコンビニや居酒屋などで子連れの親子をたまに見かけることがあります。
お子さんがちゃんと睡眠を取れているのか氣になるところです。
2002年の3歳児を対象に行った調査によると、
就寝時間が夜10時以降の子どもの割合が半数を超えていたと言います。
これは親の睡眠時間と関係しており、親が夜更かしで睡眠時間が少ないと、
子どもも同様のパターンになっている傾向が強いのです。
子どもは放っておいても夜になれば自然と寝るわけではありません。
実際に親が深夜まで起きてるので、子どもも何となく夜更かしを
してしまうというケースも多いようです。
保育の現場では、無表情で意欲が無い、自分の思い通りにならないと泣きわめく、
すぐに手が出るなどの状態が見られる園児は、「夜寝ていない」
「朝ごはんを食べていない」といった生活リズムの乱れが背景にあるそうです。
睡眠中は、体や脳を作ったり、回復させたりする様々な活動が行われています。
体も脳も発達段階にある子どもにとって眠りも大事な栄養なのです。
以下は、子どもの睡眠にとって大事なポイントです。
・毎日決まった時間に寝かしつける(夜9時前)
・朝日をいっぱい浴びる
・朝ごはんを食べる
・昼間に体をたくさん動かせて遊ぶ
・お昼ごはんを決まった時間に食べる
・お昼寝をする場合は、起こす時間をできるだけ一定にする(午後3時半前)
・寝る前にテレビ、ゲームなどの強い光を浴びることを避ける
・寝るときには照明を暗くする(豆電球使用も可)
子どもを寝かしつけるには各家庭でいろんなやり方があると思います。
「もう寝る時間だよ」と子どもに教えてあげましょう。
絵本を読む、子守唄を歌う、お氣に入りのぬいぐるみなどあれば、枕元に置くなど。
睡眠に入るモードへ切り替えてあげることが大事です。
子ども達の心身の成長のために睡眠は重要な役割を果たしています。
ご両親が正しい睡眠へ導いてあげれば、
子どもも規則正しい生活習慣を身につけることができます。
園部 知紗