赤ちゃんを母乳で育てたいというのが母親の願いです。
「粉ミルクは避けたい」なぜなら・・・
母乳で育てるのが赤ちゃんのために良いというのは誰もが知っていることです。
本来なら飲む必要のない粉ミルク。
生後10日~2週間くらいの人工栄養児で、粉ミルクを与えると吐き出す赤ちゃんがいます。
この現象は母乳栄養児には見られず、人工栄養児や混合栄養児に見られます。
これは、赤ちゃんの防衛本能とも言われています。
しかし、繰り返し粉ミルクを与えるうちに自然治癒力が減退して受け付けるようになってしまいます。
添加物などでも同じことが言えます。
それらが入った物を食べて体調を崩す人がいますが、決して体が弱いのではなく自然な反応なのです。
粉ミルクには添加物が多く含まれています。
人工乳で育てた子に見られる症状として、
夜泣き、下痢、おむつかぶれ、立ちくらみ、食欲が無い、
顔色が悪い、疲れやすいなどが挙げられます。
また、心筋梗塞で亡くなった人を対象とする調査では、母乳で育った人より人工乳で育った人の比率が高いとの報告があります。
母乳には赤ちゃんに必要な栄養がバランスよく含まれていて、
赤ちゃんにとって完全栄養食です。
また、母乳育児は母子のスキンシップで信頼関係を築きます。
赤ちゃんは母親の心音を聞きながらリラックスできますし、母親は我が子の変化に氣づきやすくなります。
さらに赤ちゃんの顎の力を強くします。咀嚼する機能が発達するので、
離乳食にしてから噛んだり飲み込むのが上手にできるようになります。
これから子どもを産む人は、
母乳で育てることに真剣に取り組むことが大事です。
ごく一部の方はやむを得ず人工乳を与えるという場合も
あるかもしれません。
しかし、ほとんどの母親は母乳で育てることができるはずです。
妊娠期から、もっと言えば妊娠前でも気づいたときから
やれることはあります。
添加物や動物性タンパク質を避け、
主食は玄米、旬の野菜や豆類を取り入れた和食を摂りましう。
将来我が子を母乳で健康に育てることができたら、
母親として自信がつくことでしょう。
園部 知紗