・お年寄りが若いペットを飼うと
・認知症とうつ病の被害者
・共に老いて共に生きる幸せを
日本人口の高齢化が社会問題となっている今、2017年統計によると人口1億2711万人のうち、
65歳以上の高齢者は3392万人、これは総人口の26.7%となります。
このうち75歳以上は1641万人。
町中を歩いていても、若者よりお年寄りのほうが目に付くようになりました。
その様な現状を見ていて一番氣になるのがやはり「犬猫のペット問題」です。
毎日のようにお年寄りが犬を散歩している姿をよく見かけます。
どう見ても、人間より犬の方が若くて元氣いっぱい。
体力を持て余している小型犬に、お年寄りが引っ張られている様子が伺えます。
これではどっちが先に倒れるか分かったものではないなと心配になるくらいです。
しかしこれは笑い事ではありません。
保健所への犬の持ち込みで最も多い理由は飼い主の飼育放棄ですが、
今はその大半が「飼い主の入院や病氣」、またそれに伴う金銭面での飼育の限界です。
お年寄りが犬を飼う理由は2パターンあって、若夫婦が両親の運動不足解消の為に犬を買い渡すパターンと、老夫婦が妻(夫)と生き別れて、
寂しさゆえにペットを飼い始めるパターンです。
しかしこれによってさまざまなトラブルが起こっている事は見逃せません。
加齢の為、人間側の嗅覚が鈍り、犬の排泄に氣付かないまま放置し、近隣の住民とモメるケースが多発していると聞きます。
また、80代で認知症になった男性は、日々飼い犬に八つ当たりするようになったといいます。
棒で叩くなどの虐待行為を繰り返し、犬が発見された時は全身傷だらけ。
それでも健氣に耐えて、活動家に保護された時も、そんな飼い主を守るように寄り添っていたそうです。
私が8年前に大阪で保護した大型犬は、保護当時、前足、後ろ足、股関節を骨折してがりがりに痩せていました。
そして棒のような物を見ると震えてオシッコを漏らすのです。
後からわかったのですが、この子は、引きこもりで精神疾患の息子に日々棒で殴られ、認知症のおじいちゃんにいつも蹴られていたのです。
大の男二人から日々虐待を受け、ほかの家族はパートや仕事でほとんど家にいなかったそうです。
この子にとって、毎日がどれ程恐ろしかった事でしょうか。

また、飼い主が介護が必要になった、施設に入ることになった場合も飼い続けることが困難になります。
飼い主が施設へ入居と同時に犬は保健所へ連れていかれ殺処分されるのが今の現状です。
また、飼い主が亡くなった場合、遺族の相続争いのトラブルに、犬も巻き込まれることが多々あります。
例えば、不動産やお金などの話は円満に済ます事が出来たとしても、両親が可愛がっていた犬を巡って誰が世話をするんだと押し付け合いになり、最終的に殺処分されたという話も聞きます。
そして一番大変な事は、自分の病氣も去ることながら、犬の病氣です。
どうぶつには人間の様に健康保険が無いので動物病院に支払う医療費はとても高額です。
大きな病氣の際は数十万の出費は覚悟しなければいけません。
実際のところ、私の愛犬も以前、会陰ヘルニアの手術で50万以上かかりましたし、実家の大型犬は病氣になってから亡くなるまでの半年間で200万円程かかりました。
これが年金暮らしの高齢者となると、とてもではないけれどこのような医療費を捻出することはできません。
病氣の犬をそのまま治療せずに見守るしかない、もしくはそんな状態の犬を保健所に持ち込む人も多いのです。

センターの織の中には、大きな癌をぶら下げている子や、病氣で立つこともままならない子が沢山います。
皆、病氣になって一番辛い時に飼い主に捨てられた子達。
この子達の悲しみと絶望に打ちひしがれた眼差しは忘れることは出来ません。

今、お世話が出来なくなった老犬を引き取る「老犬ホーム」が徐々に増えつつありますが、これも医療費並みに高額です。
入居にあたり150万一括払い、など、終生お世話を見てくれるとはいえ、実際これを払って犬をお願いする人がどれ程いるのでしょうか。
こんな高額なお金が払える人ならば、普通に終生飼い続けれるだろうし、何かあってもすぐに獣医にかかれるだろうと思うと、一体何のための老犬施設なのか、と考えさ
せられます。
老犬施設がもっとリーズナブルに身近なものになれば、救われる犬も人も増えるのですが…。
海外は慈善事業に対して、市民からの寄付が集まり潤滑な運営をしていますが、日本ではそれは実現しません。
なので経営を維持する、と考えると必然的に動物関係の慈善事業はボランティアで続ける事は厳しく、どうしても商売になり、そして高額になるのです。
しかしそんな中でも希望の光はあります。
犬と一緒に入れる老人ホームが少しづつですが全国に増えてきています。
「老人ホーム全国ネット」でその6施設が紹介されています。
愛犬と共に施設に入れる、環境が変わっても一緒に生きる選択肢がある。
もっとこのような施設が全国に広がれば、今の殺処分の数は一氣に減るはずです。
好きな者と離れ離れになる、これは犬にとっても人間にとっても辛い事です。
この高齢化社会の犠牲者がこれ以上増えない事を願います。
その為にもすべてのペット問題の根底にある「ペット産業の全廃」に向けてこれからも全力で動いて参ります!
小田奈々
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