1平方キロメートルあたり40キュリー以上の高汚染地域で「ゾーン」と呼ばれる立入禁止区域。
村は地図から消え、住人のほとんどは村を去った。
だが移住を拒み、ここに住み続けることを選んだ6家族だけが残った。
彼らはその“ゾーン”の中で牧歌的に普通の暮らしを過ごすのだった…。
ベラルーシ共和国ゴメリ州ドゥヂチ村。
チェルノブイリ原発事故で汚染された小さな村。
皮肉にも、放射能に汚染された村は、原子力の恩恵を受けない生活を続ける村だ。
政府からの立ち退き要請で、村は地図から消えてしまった。
村の3ケ所の入口はゲートで遮断され、 外部の人間は許可証がないと入れない。
それでも故郷を離れず、汚染された村に残る6家族がいる。
ユートピアのように美しい村。四季が移ろう。
麦やじゃがいもを育て、きのこを採り、詩を口ずさむ。
美しく厳しい自然とともに、大地に根ざして明るくたくましく生きる彼らの暮らしは、豊かさとは何かということを私たちに教えてくれる。
本橋成一が、写真家ならではの美しい映像で綴る、いのちの大地の物語。
企画・監督:本橋成一
製作総括:鎌田實
製作:神谷さだ子、小松原時夫
撮影:一之瀬正史
編集:佐藤真
音楽:小室等
語り:小沢昭一
受賞暦
エコメディア(ドイツフライブルグ国際環境映画祭)グランプリ
第18回ハワイ国際映画祭ドキュメンタリー部門 グランプリ
台湾国際ドキュメンタリー映画祭アジア映画連盟特別賞
トルコ国際環境映画祭批評家賞
平成9年第8回文化庁優秀映画作品賞(得票数第四位)
第6回1997年度日本映画撮影監督協会JSC賞本賞

