動物たちの牢獄

弊社では、既存の動物園の在り方に対して異議を唱え続けています。活字や動画などで。

数年前、数十年前に比べると、動物園の酷さに気づき始める人も増えてきました。

しかしまだまだ長期の休暇になると、未だに上野動物園が満員になったり、あらたな水族館などを建設する動きがあります。

もう人間だけのために、動物から自由を奪う傲慢な考え方を改めましょう。

「自分さえよければ」に繋がる歪んだ恐ろしい考えが蔓延する社会を改善して行きましょう。
人間中心社会の弊害は、悲惨な結果となって人間に襲い掛かっています。

人間も動物です。動物が住みよい環境は、人間にとっても住みよい環境だと思います。
疲弊した社会から脱却するためにも、少しでも動物の視点に立って物事を見る人間が増えることを切に願います。

頭の進化以上に心の進化を…

閉じ込められるストレス

動物園は、動物たちにとって楽しいところでしょうか。
そこでは草の上を歩き回ったり、食べ物を探したり、仲間たちと遊んだりする自由はありません。

人間が畳1~2枚のスペースに閉じ込められて一生暮らすことを想像してみて下さい。
恐らく頭が変になるでしょう。

多くの動物は、檻の中をぐるぐる回るなど、野生では決して見られない異常な行動を示しています。
いつも人から見られている状態も野生動物には大きなストレスです。

飼育環境のエンリッチメント

檻の中に動物がいるだけという、生きた標本を並べるような昔ながらの展示方法は、もう止めるべきです。
牢獄のような施設は、動物には苦痛を与え、人にも嫌悪感を与え、動物園離れが進むばかりです。

閉じ込められた動物たちが少しでも退屈をしのいだり運動したりできるように、飼育環境を豊かにする必要があります。

施設の設備を改善し、可能な限りその種が本来生きている生息地に近い状態にすること、そしてそれぞれの種に応じて、できるだけ本来の行動ができるようにすることを環境エンリッチメントと言います。

たとえば、食べ物を探させるようにしたり、隠れ家を設けたり、遊べるものを入れたり、相性のいい仲間といっしょにしたり、といった工夫をすることで、少しでも動物がその種の習慣や生態にかなった暮らしができるようにしなければなりません。

動物のことを知るためには

今では映像技術が発達し、野生の動物たちが本来の生息地でどのように生き生きと行動しているかを見ることができます。

珍しい動物を捕獲して見世物にする時代はもう終わりです。
これからの動物園は、動物について学ぶ場所とし、野生動物の生息地の破壊や国内の傷病動物などを保護するシェルターとして、自然保護を学ぶ場所にも転換していくべきではないでしょうか。

動物の生息域の保全を

野生動物が絶滅に追いやられているため、希少動物を捕獲して動物園で「種の保存」を図ろうという論議があります。

しかし何よりもまず動物が絶滅するような自然破壊をストップさせ、動物たちとその生息地を守ることが優先されるべきです。

動物園は、いずれ動物たちが故郷へ帰れる日が来るまでの一時保護施設となってほしいものです。

地球生物会議(ALIVE)の活動。Zoo Cheek ズーチェックより~