「便秘は万病のもと」という内容を前回お話ししました。
便秘になることで免疫力が下がり、免疫力が下がることがあらゆる病の引き金になるからです…。
また「排毒」という体にとって大切なシステムが作動できないくらい、体に異変が起きているのが便秘です。
便秘が長く続いている方は特に注意が必要です。
では、便秘にならないようにするにはどうしたらいいのでしょうか。
根本的な解決策は、善玉菌と呼ばれる腸内細菌を増やすことです。
腸内細菌が増えることで、小腸や大腸の動きが健全になり、排便のぜん動運動も正常に行われます。
ぜんどう運動が正常に行われることで、便も滞りなくスムーズに移動することができ、速やかに排泄されます。
ぜん動運動を正常に行うためにも、腸内が正常に機能することはとても大切なことなのです。
そして、腸が正常に機能するには、腸内細菌の活躍が欠かせません。
腸内細菌を増やすことが、便秘解消にも繋がってくるのです。
腸内細菌を増やし、腸が健全な動きをするようになる他に、もう1つ、便秘解消に大切なことがあります。
それは、便をまとめ、腸壁に付着している便を絡めとるものを小腸内に入れることです。
それはなんだかわかりますか?
答えは、「食物繊維」と呼ばれるものです。
食物繊維は、消化されにくいため、小腸内に残りやすくなります。
そして、ぜん動運動とともに小腸内を食物繊維が移動していきます。
そのとき、繊維質が小腸内にこびりついている便を絡めとっていきます。
食物繊維が豊富なものをたくさん食べることで、腸内に残っている便も、絡め取られて、排泄されやすくなるのです。
食物繊維がたくさん含まれている代表的なものが玄米です。
玄米を食べると便秘が改善されたり、便の嵩(かさ)が増えるのは、玄米に含まれている食物繊維のためだったのです。
となると…。
残念ながら、白米は栄養を剥ぎ取られてしまったばかりか、食物繊維まで奪われてしまったので、白米に玄米ほどの排便作用はとても期待できません。
そのため、白米を食べるときは意識して食物繊維の多い食材を食べる必要があります。
白米だけを食べていて、食物繊維をとらなければ、たとえ毎日便が出ていたとしても便の残りカス(宿便)が溜まってしまっている可能性があります。
白米を食べると宿便が溜まる…と言ってしまっても過言ではないのかもしれません。
川野 ゆき