70~80代でも元気でお肌がつるつるしている方と…、
一方、20代や30代でも、年相応に見られないくらいお肌年齢が高そうな方…。
この違いは一体何…!?
以前、老化現象は「錆びる(さびる)」ことというお話をしましたが、今回もそのあたりをもっと掘り下げてお話ししたいと思います。
錆びると言うと…
釘が赤褐色になり、ぼろぼろになる。
りんごやごぼうの切り口がしばらくすると黒ずんでくる。
などといった現象も錆びることと関係があります。
そして、錆びるということを別の言葉に置き換えると「酸化する」と言います。
上記した釘やりんごの状態も、すべて酸化が関係しています。
また、人間の細胞も酸化します。これが老化現象と言われています。
ではなぜ酸化するのか、人はなぜ老いるのか、そこには、日常生活で発生する活性酸素が深くかかわっているのです。
人間の細胞は脂質やたんぱく質などからできています。
こういった物質が活性酸素によって酸化されると細胞本来の性質が変わってしまいます。
これが老化、そして病気のもとにもなります。
活性酸素は、体の細胞本来の機能を老いさせてしまうのです。
活性酸素は体内の細胞を酸化させてしまうため、老化やガン・生活習慣病の原因といわれています。
それなら、活性酸素をなんとか防ぐことが出来れば、老いや病気を防ぐことにもつながります。
ときどき、70~80代でも元気でお肌がつるつるしている方もいらっしゃいますよね。
反対に、20代や30代でも、年相応に見られないくらいお肌年齢が高そうな方もいます。
その人たちの違いは何かというと、どれだけ体内に発生している活性酸素を除去するパワーに優れているかが違います。
これを一言で言うと、抗酸化力が優れているといいます。
抗酸化力。
酸化を防ぐ物質(サビ止め)があり、それを抗酸化物質といいます。
抗酸化力は、体内で起きる酸化現象をどれだけくい止められるかという力です。
抗酸化力が優れているものの一つが、電子です。
電子をぎゅっと凝縮した電子カプセルとも呼ばれている玄米も、抗酸化力に優れている食品の一つです。
実は、外から摂取しなくても、私たちの体内にも抗酸化成分が存在し、体内防御システムが組み込まれています。
しかし、年齢を重ねるとともに、その量は次第に減っていくといわれており、体内で生成される抗酸化成分だけでは活性酸素の攻撃を防ぎきれなくなります。
そこで、抗酸化成分を食べ物で補給することが必要になるのです。
(つづく)
川野 ゆき