玄米パワーの謎に迫る!5

肥満に悩んでいる方、悪性のコレステロールに悩んでいる方必見…!!
動脈硬化や高血圧のリスクを下げる秘密が玄米にあり!

最近太ってきた…、医者に悪性のコレステロールのことを指摘された…、定期検査で中性脂肪が高いと診断された…。

肥満は病気への第一歩です。

食べすぎ、脂っこい物を好んで食べる…、そんな方は玄米菜食を試されることをおすすめします。

玄米のその豊富な栄養素は挙げるときりがありませんが、それでも、玄米の良さを知っていただくために代表的なものをご紹介したいと思います。

今回お話しするのは、玄米に含まれる「リノール酸」についてです。

人間は、その栄養素を体内で作れるものと作れないものがあります。

体内で作れないものは外から摂取する必要があるのですが、リノール酸もその一つです。

古典的な三大栄養素であるタンパク質・炭水化物・脂肪がありますが、リノール酸はそのうちの脂肪の一種です。

人間、脂肪も摂らなければ生きていくのに不都合な体になってしまいます。

現代人は、質の悪い脂を摂りすぎているのも、様々な病気が現代に蔓延している一つの要因です。

だからといって、良質の脂を毎日摂取するために高い油を買ったり、毎日の献立に悩む必要はありません。

良質の脂は、古くから日本人とともにすでに存在していました。
それが、玄米です。

毎日主食として玄米を食べることで、良質の脂を摂ることができます。

いそがしい現代人にとっても、玄米はありがたい存在ですね。

玄米には、良質の脂肪酸であるリノール酸がたっぷりと含まれています。

リノール酸は動脈硬化を防止することによって、様々な慢性病を防ぐことに役立ちます。

リノール酸の効果・効能としては、
・コレステロール値の低下
・中性脂肪やコレステロール値を正常に保つ
などがあります。

リノール酸は抗過酸化作用があり、悪性のコレステロールを取り除き、動脈硬化予防に効果を発揮します。

また、リノール酸には細胞膜の機能を健全にし、体細胞への物質の出入りを適正にする働きがありますので、リノール酸を十分に補給していると、細胞活動が活発になり、体の抵抗力が強くなります。

さらにリノール酸は細胞内に余分な水分などが入りこむのを防ぎ、身体の代謝を高めるので、肥満で悩む人の減量食ともなります。

肥満・病気になる人が多い現代人には、大変助かる食品ですね。

川野 ゆき