もしかして、お米を水道水で洗っていませんか!?
塩素がたくさん含まれている水道水にお米を浸けてしまうと大変なことに…!?
玄米は、基本的に研ぐ必要はありません。
汚れを落とすように水の中でくるくると回し、水を替えます。
ただし、洗う時には注意していただきたい点があります。
前回の記事でもご紹介しましたが、玄米には栄養素が豊富に含まれています。
その栄養の中にビタミンがあるのですが、このビタミンは普通の水道水で洗ってしまうと、なんと破壊されてしまいます。
それは、水道水中に含まれている塩素が原因です。
水道水で、野菜や米などを洗うと、塩素が食品の細胞に入り込み、ビタミンの10~30%が損失することが、星薬科大学の分析で明らかになりました。
キャベツの千切りを氷水などにつけるとシャキッとすることは料理のコツとして知られていますが、この方法だとどんどんビタミンが破壊されていきます。
また、干し椎茸を戻す際などのつけ置きも、多くのビタミンがなくなってしまう原因になります。
お米も同じです。
せっかくの玄米のビタミンを壊してしまってはもったいないです。
解決策としては、浄水器などで塩素を取り除くこと。
また、ディレカのような塩素を無害化する調律水器を取り付けられている方は安心してお米を洗えます。
その他、ビタミンを壊さないための方法としては、鉱物ミネラルのキレート作用を使った方法も効果が期待できます。
(*キレート作用とは、化学物質などをはさみ込んで無害化する働きのこと)
お米に大切なのは、一番最初に触れる水が良い水であることです。
その最初に触れる水のことを「出会い水」といいます。
出会い水の作り方はとても簡単で、お米が浸るくらいのお水を用意し、キレート作用のある鉱物ミネラルをさっとひと回し入れ、軽く混ぜるだけ。
出会い水が出来たら、お水を15分ほど浸しておきます。
浸しているうちに、目に見えないお米の割れ目の部分から出会い水がどんどん吸収されていきます。
出会い水に浸しておけば、その後水道水で洗っても、塩素が入り込む隙間が大幅に減り、ビタミンの破壊を防ぐことに繋がります。
(キレート作用のある鉱物ミネラルはエコエコフィールショップで販売中です。)
せっかくの栄養素たっぷりの玄米を効率よくいただくために、そのまま水道水では洗わず、ちょっとひと工夫するだけで、玄米の栄養素を効率よく摂取することが出来ます。
ぜひお試しください。
(つづく)
川野 ゆき