炊飯器でおいしい玄米を炊く

玄米は、炊き方次第で味も食感も違ってきます。
美味しい玄米をいただきましょう!

【炊飯器で炊く玄米】

①洗ってゴミ落とし!

玄米は、白米のように研ぐ必要はありません。
まずは、前回紹介したような良い水(塩素がない、もしくは無害化された)を流し込み、くるくる回すとゴミやほこりが上がってくるので、それらを取り除きます。
この作業を2~3回繰り返します。

※最初に玄米と出会う水が「良い水」であることがポイントです。

②美味しい炊き上がりの秘訣は「もみ洗い」にあり!

両手で米をすくい上げて、手の平ですり合わせるようにしてもみ洗いをします。
玄米の表面に傷をつけることが目的です。

表面に傷がついた玄米は、その分水を良く吸うようになり、柔らかく炊き上がります。

③すすぐ

水を流し、炊飯器に移します。

④水加減

白米と違って、玄米は多めに水を入れるとふっくらおいしく炊き上がります。

○玄米モードが付いている炊飯器の場合
水加減は気持ち多目に。

○玄米モードが付いていない炊飯器の場合
メモリの1.5~2倍の水を入れます。

器具によってクセがあるので、何度か試してみてお好みの水加減を見つけましょう。

炊飯器によって多少くせがあるので、何度か試してお好みの水加減を見つけてください。炊き上がってから少し芯が残っているようであれば、もう一度少しの水を入れてスイッチを入れれば柔らかく炊けます。

⑤水に浸す

玄米は白米よりも吸水しにくいので、しっかりと6時間以上は浸してください。
(冬場は特に長く浸してください。)

朝の分のご飯は前日の夜に用意して、夜の分は朝に用意しておくといいですね。

後は炊くだけです。

⑥最後のポイント「蒸らす」

炊き上がったご飯の表面と炊飯器のフタの間には、水蒸気を含んだ熱い空気がたまっています。

そのため、すぐにフタを開けてしまうと急激に冷やされた水蒸気がそのままご飯にくっついてしまい、べちゃついたご飯になってしまいます。

蒸らしの時間をとることで、水蒸気は少しづつご飯の表面になじんでいくので、粘りがあって美味しいご飯になります。

炊飯器で炊く玄米生活をぜひ楽しんでください。

川野 ゆき