玄米は、炊き方次第で味も食感も違ってきます。
圧力鍋で炊いた玄米はモチモチして美味しいです!
【圧力鍋で炊く玄米】
(①~③・⑤は炊飯器のやり方と同じです。)
①洗ってゴミ落とし!
玄米は、白米のように研ぐ必要はありません。
良い水(塩素がない、もしくは無害化された)を流し込み、くるくる回すとゴミやほこりが上がってくるので、それらを取り除きます。
この作業を2~3回繰り返します。
※最初に玄米と出会う水が「良い水」であることがポイントです。
②美味しい炊き上がりの秘訣は「もみ洗い」にあり!
両手で米をすくい上げて、手の平ですり合わせるようにしてもみ洗いをします。
玄米の表面に傷をつけることが目的です。
表面に傷がついた玄米は、その分水を良く吸うようになり、柔らかく炊き上がります。
③すすぐ
水を流し、圧力鍋に移します。
④水加減
水の量はお米の1.2倍が目安です。
⑤水に浸す
玄米は白米よりも吸水しにくいので、しっかりと6時間以上は浸してください。
(冬場は特に長く浸してください。)
朝の分のご飯は前日の夜に用意して、夜の分は朝に用意しておくといいですね。
⑥炊き方
炊く前に、お塩を一つまみ入れてください。
【モチモチした食感が楽しめる炊き方】
まず15分ほど弱火で炊くようにします。
こうすることで、最初から強火で炊くよりも玄米をおいしく炊けます。
そして15分ほどしたら、徐々に火を強めていくようにしましょう。
程良く沸騰してきたら1~2分は強火のままを維持し、それから弱火で30分以上玄米を炊いていきます。
火を止める際には、数秒ほど強火にかけてください。これで一気に玄米のうまみを凝縮させます!
最後に15分ほど蒸らして完成です。
※ここでも、蒸らすことが大切です。
【炊飯器より早く玄米を炊きたい時は】
フタをして火にかけます。
圧力がかかるまでは強火で炊き、おもりが回り始めたら(ピンの場合、上がったら)18~25分弱火にかけます。
おもりが回らないようであれば、蒸気が弱すぎなので火加減を調節します。
その後、30秒くらい強火にして水分を飛ばしたら、火を消します。
余熱で焦げる場合があるので、炊けたらコンロからおろして10分間蒸らしたら、シャモジで混ぜます。
圧力鍋で炊くと、驚くほど玄米がモチモチして美味しいです。
ぜひ試してみてください。
川野 ゆき