糖尿になる本当の理由2

ストレス、過食、肥満…。
これらの原因は○○にあった!

原因が分かれば行動できる!糖尿になる本当の理由とは…?

糖尿になる要因の一つは、小胞体と言う細胞機能の一部に“変性タンパク質”というゴミが溜まりすぎるために起きることを前回お話しました。

“変性タンパク質”というゴミが細胞内に増えていくと、ゴミ処理や掃除が追いつかなくなり、小胞体にストレスが発生する、「小胞体ストレス」という状態になるためです。

この、あまり聞き慣れない小胞体ストレスこそが、糖尿の原因の一つといわれています。

さらに小胞体ストレスは、あるものを食べると増加することがわかっています。
それは、「高脂肪食」です。

高脂肪食を食べていると、小胞体ストレスが増加します。

糖尿の方は、脂肪たっぷりの食事が危険といわれているのは、こういう理由があるためです。
主に肉料理や揚げ物は要注意です。

しかも、視床下部という脳内で小胞体ストレスが増えるため、ますます高脂肪食が食べたくなる、ということが分かってきました。

肉料理や、揚げ物を食べると、もっともっと食べたくなっていくのです。
から揚げや、豚肉のしょうが焼きや、ハンバーグなどなど、好きな人は毎日でも食べたい!という人もいます。

脂っこいものを食べ続けていると、やめられなくなっていく仕組みが脳内で組み立てられていくのです。
(詳しくはまた今度お話します。)

お肉や脂っこいものを食べると、太ったり体に悪いと頭では分かっているけれど、どうしても食べたくなる…。
または、家族がなかなかやめてくれない…。

そんな方は、視床下部で起きている小胞体ストレスを減少させる事をまずお勧めします。

視床下部とは、人間の脳内にある機関のひとつで、摂食行動を抑制し(満腹中枢ともいう)を働かせる役割を担っています。

視床下部で小胞体ストレスが起きてしまうと、細胞が炎症し、摂食異常の状態に陥ってしまいます。
それは、お肉といった高脂肪食がやめられなくなるばかりでなく、過食にも繋がっていきます。

前回お話したように、食品添加物といった有害化学物質を食べ小胞体ストレスがたまり、さらに高脂肪食を食べる事で小胞体ストレスと、それを加速させる過食という摂食異常の状態におそわれます。

糖尿の人は、別名“贅沢病”とも呼ばれています。

つまり、糖尿になる原因が、食べ過ぎによることが多いのです。

こうして、現代人に糖尿や、その予備軍が増えていったのです。

糖尿にお困りの方や、糖尿予備軍と診断された方は、常日頃食べ過ぎの傾向があるという覚えはないでしょうか?

もしも、糖尿になりたくない、もしくは、予防したいとお考えの方は、視床下部で起きる小胞体ストレスを軽減する事から始められてはいかがでしょうか。

そして、その小胞体ストレスを減少させるひみつが、玄米に備わっていたのです…・

(つづく)

川野 ゆき