やっぱり一番危ないのはIH調理器

テレビ、電子レンジ、エアコンなどは1メートル離れた所でおおむね2ミリガウス、2メートル離れる所で、電磁波はゼロ近くになります。

このうち電子レンジにはマイクロ波が使用されていますが、密閉されセラミックなどで遮蔽されていることもあって表に出てくる部分は限られています。

蛍光灯やオーブントースターなども近距離では数十ミリガウスありますが、こちらは1メートルも離れればゼロに近くなります。

問題は離れられない電機器具です。ホットカーペットや電気毛布は以前から問題になり 使用しない、または何らかの対策を施すことが叫ばれました。

個々の家電製品のリスクが調査された中で、1998年アメリカ・ガン研(NCI)が電気製品の使用時間と小児急性リンパ性白血病との関連を調べた研究では、電気毛布で2.75倍 ヘアドライヤーで1.55倍、電子レンジ(1~2年使用)で1.59倍などと高いリスクを示しています。

IH調理器は電子レンジより強い磁場を、ヘアドライヤーよりも長い時間あびるとなれば、 そのリスクはたやすく推し量れます。

また、IH調理器が磁気を作り出すために使用する20キロ~30キロヘルツといった高い周波数は通常の電流からの電磁場である50ヘルツのものよりもリスクが高いことが懸念されます。

避けることのできない状況で、調理という比較的長い時間、強い電磁波をあびなければいけない電気製品は、IH調理器しかありません。

(IHは2メートル以上離れないと安全圏にならないものが多い)

(「IH調理器と電磁波被害・ガウスネット」より)