子ども達に忍び寄る危険

子ども達に忍び寄る危険~シックスクール・農薬・電磁波

聞き慣れないが危険性のある環境として以前「シックカー」を取り上げました。

聞いただけ・・・知ってるだけ・・・ではなく実際の対策は施されているでしょうか・・・

シックカー・シックハウス同様、シックスクールという言葉をご存知でしょうか?

学校で有害物質を使用し、健康被害を受けることです。

シックスクールは建物だけではなく、学校内で使われるワックス、教材、洗剤などに有害物質が多く含まれていて、それら全てが健康被害を与える可能性があります。

直接食べる学校給食の素材や添加物の量と種類なども大変気になる点です。

洗剤などは、これほど無添加洗剤が存在する中、肝心の幼稚園や学校、その他の公共的な施設では往々にして、莫大に広告料をかけた、市販の合成界面活性剤の量が多い、合成洗剤が平気で置いてあります。

こんな基本的な環境問題に、興味の持てる先生や職員が一人もいないのでしょうか?

基本的な環境問題に興味を持てない人達が、いくら偉そうに環境、環境と言っても何ら説得力と実行性を感じることができません。

そして大きな懸念は、そんな大人に学ぶ子ども達の事です。

知識の詰め込み以外にも、環境や健康への関心が真の意味で持てるのでしょうか?

シックスクールでは職員達も同じ空気を吸います。

簡単に並べても、ノニルフェノール(プラスチック添加物、内分泌攪乱化学物質)、ビスフェノールA(樹脂原料、内分泌攪乱化学物質)、ペルメトリン(ピレスロイド殺虫剤、内分泌攪乱化学物質)、クロルピリホスメチル(殺虫剤)などがあります。

臭わないから大丈夫ではなく、教室の構造や使用状況などに大人達が関心を持ち、対策を考える事が必要です。

7月15日には、北海道旭川市の緑が丘中学校で、こともあろうか授業中に、アリ退治用の有機リン系殺虫剤を学校内で散布し、多くの生徒が目や喉の痛みなどを訴え、その内22人が病院に運ばれると言う大惨事がありました。

少し前にも出雲市で、害虫駆除剤の有機リンを散布して、児童や大人、1000人近くの被害者が出ていました。

農薬散布は、その詳しい内容や成分などを市民に伝える事なく行います。

特に子ども達の発達中の脳に与える影響は未知数ですし、化学物質過敏症を発症させる危険性がありますので大変恐いです。

電磁波は前回もお伝えしたように、世界では大きな問題として取り上げられています。

送電線や電波塔近くにある学校・・・高層マンション上部の自宅。

家庭では携帯電話やヘアードライヤー等など電磁波の影響が強い家電製品の乱列・・・

そのような環境が、脳障害やガン、精神的な障害、三半規管への悪影響を及ぼす可能性が高いと如実に報告され対策を考える諸外国・・・

後手、後手、後手続きの日本の対応・・・このような状況を少しでも変える手段は、国民一人一人の関心の高さが比例するのでしょうか・・・