携帯基地の中止

携帯基地局の建設に中止を求める住民

あなたの近所に、突如携帯電話などの基地局が建設された!
または知らない内に建設する事が決まっていた!
最悪なのは、知らない内に建っていた!
と言った事はありませんか?

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塔は一基で、約数キロから数十キロの範囲をカバーします。その近辺は強い電波が生じると言われています。

しかもアンテナと一緒に、無線電源装置なども設置されると24時間休み無く、高周波、低周波、極低周波をあび続けることとなります。

海外などでは、近辺に建てることを禁じている国もあります。フランスの例などでは、10m以内の住民は、吐き気、食欲不振、視覚障害。

100m以内の住民は、かんしゃく、うつ病、性欲減退。

200m以内で、頭痛、睡眠障害、不快感。300m以内で、疲労感など、更に酷くなると、白血病、脳腫瘍、ガンなどの報告がされています。

海外では、危険なものから国民を守ろうという観点から、具体的な被害例がはっきりと公開されたので国や行政が対応するようになりました。

しかし国内では、そんな考え方は希薄で、住民には知らせなかったり、事後承諾のケースが多いです。

長野県諏訪群富士見町でも今年の7月に携帯基地局工事が行われる事が判明しました。この理不尽な事態に、近隣住民が工事をストップするようにと立ち上がりました。この件は地元新聞でも取り上げられました。

住民側は、建設の撤回と新たな住民説明会と共に代替地の案件なども含め、半径400mの住民を対象にした説明会の開催を要求しました。

住民側は、丁度その時期に始まった町長選挙に立候補した2人の候補者に公開質問状を渡しました。

その内容は、①携帯基地局建設工事について町独自の条例を制定すること

住民の安全に対する予防原則を優先して、企業活動を規制する考えがあるかどうか

ユーザー、生活者、役場の3者が協働し「安心・安全」な生活環境を守るために現行の手続きで十分と考えるか。以上の3点です。

質問状の提出には、本郷の自然と子ども達が大好きな母親の会。ワイワイエコライフの会。八ヶ岳 風の会。ガウスネットワーク富士見支店。森とどんぐりの会。アジアとアフリカの子ども達に教育を送る会。なども参加しました。

そして8月9日の町長選挙では、新人の小林氏が当選し「計画段階での周知は可能」と発言しました?(今ひとつ良く分かりませんが)

その3日後にはNTTから申し出があり、「要望書の回答は8月末まで待って欲しい、連絡なしに工事再開はしない」と住民側に伝えました。

しかし8月末には電話だけで、「工事開始後なので時間がかかる、まだ待って欲しい」と延ばされたようです。しかし住民は建設中止まで粘り強く活動を続けると語っています。

皆さんの身の回りにも突然起こり得る問題かも知れません。今後も電磁波~携帯電話が蔓延する社会となります。常に注意と関心を持って生活された方が良いかも知れません。

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(電磁波問題全国ネットワーク・高圧線と電磁波被害:参照)