この映画を語らせろ3「ガタカ」

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「残酷なまでに美しい未来…愛だけでは君に届かない」
このキャッチ・コピーからするとラブ・ロマンス映画のようですが、実はかなりハードな近未来SFサスペンスです。

あらすじ
遺伝子工学が発展した近未来。
社会は遺伝子の優劣においてのみ人間の才能を判断しています。
そのため、新生児は受精段階において遺伝子操作を行われ、遺伝子的に優秀な人材のみに選別されているのです。
そんななか、遺伝子操作をされることなく生まれてきたヴィンセント(イーサン・ホーク)は、出生時に約30年の寿命と診断され、生まれた時から将来の見込みがない子供として育ちます。
やがて、ヴィンセントは宇宙飛行士を夢見るようになりますが、その夢も劣性の遺伝子のためことごとく断ち切られていきます。
しかしビンセントは闇業者の手配により、事故により身障者となった優秀な遺伝子をもつ元エリート、ジェローム(ジュード・ロウ)に成りすます偽装の契約を結びます。
そうして、ジェロームの遺伝子を借りてエリートとなったビンセントは、宇宙飛行士の施設“ガタカ”に正社員として潜り込むことに成功、さらにトップクラスの成績を上げます。
が、そんな中、彼の正体に疑いを持っていた上司の殺人事件が起こり……。

近未来SFと聞いてつい想像してしまう安っぽいヴィジュアルを、この映画は見事に裏切ってくれます。
また統制社会を描いた映画「1984」のような暗く陰惨な映像とも違います。
そのスタイリッシュクールな映像美は何度観ても飽きません。
カイル・クーパーのオープニング・タイトルからラストシーンまで計算され統一された美しい映像で満たされています。
私に中では、繰り返し観た映画ベスト3の内の1本です。

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