福島原発事故の犠牲になった動物達...
彼らは普段どのように育てられているか知っていますか?
今一度動物達との関係を見直そう...
昨年、福島第一原発の「事故収束」を野田佳彦首相が宣言しました。
誰もが耳を疑った瞬間ではなかったかと思います。
廃炉となると、核燃料取り出しに「十年以内」、
炉の解体など最終的に「三十年以上」かかる見通し。
その過程で放射能漏れなどの事故が起きる可能性もあるので課題は山積ですし、現状はかなり深刻です。
この世界最悪の福島原発事故は未だ何も解決はされていません。
そして沢山の動物たちが犠牲となっています。
福島10キロ圏内の牛などは、当然ながらそこには人の姿はなく、昨年その農場では半数以上の牛が死亡しており、死体と同じ柵内(牛舎)で牛たちが叫び声をあげ、生き延びた牛も殺処分とされました。
さらに置き去りにされて飢え死にしたペット、餌を与えられず共食いを迫られた犬や猫達。
こんな地獄のような現状を作りだした根本的な原因はなんなのでしょう。。。
私は思います。
動物に対する倫理観の欠如であると。
そもそも家畜はかなりの劣悪な環境で飼育されていることが多いのをご存じでしょうか?
【豚の場合】
日本の一般的な養豚場では、豚はコンクリートの床で、1坪当たり2~3頭という狭いスペースで飼われています。
生まれてから約6カ月後、110~115キログラムにまで太らせて出荷しますから、成長するとほとんど身動きができない状態になり、豚が本来の習性として持っている鼻で土を掘り起こす、仲間と遊ぶ、駆けるなどの行動ができず、ストレスがたまってイライラして仲間に噛みつき、尻尾を食いちぎる、柵を噛むなどの異常行動が現れます。
また、噛みつきなどのケンカや体が擦れ合ってできた傷口から病原菌に感染することや、ストレスと運動不足、不衛生な飼育環境などから病気にかかりやすくなり、病気予防・治療のために抗生物質などの薬剤注射が行われます。
さらに、発育を促進させるために飼料添加物として抗生物質が餌に混ぜられています。
【牛の場合】
体重500キロを越える乳牛が、首かせをされて、一生を過ごすスペースは、たたみ1枚ほどしかありません。
ちなみにみなさんは美味しい美味しいと言って食べている霜降りのお肉がどうやって作られているか知っていますか?
日本の肉用牛の生産方法は、霜降り牛肉に象徴されるように、柔らかくて筋織維が細かく、脂肪交雑(霜降り)が起こりやすい遺伝的性質を持つ黒毛和牛に高カロリーの配合飼料を長期間与えて、かつ人為的にビタミンAを欠乏させて肥育(太らせることを目的に飼育する)するという、世界でも特異な飼育方式が主流で、つまりは奇形種を作っているのです。
狭い牛舎内で、高カロリーでビタミンAを極端に減らした飼料を食べさせられるために、ますます内臓に脂肪が溜まり、脂肪肝、動脈硬化が進み、糖尿病状態になってしまいます。
と殺される直前には目が見えず、自分の脚で歩けないような状態になっていることも少なくありません。
こうした、高脂肪、ビタミンA欠乏症で、いくつもの病気を併発した牛の肉を、多くの人が高級な霜降り牛肉として珍重しているのが実情です。
これは畜産ビジネスの悲惨な裏側のほんの一部にすぎません。
福島の動物の現状は本当に地獄かもしれません。しかし実は彼らは常に地獄のような苦しみの中で生かされているのです。
原発事故により沢山の動物が犠牲になりました。
この事故を経験した私たちは、ここまで歪み膨れ上がった畜産ビジネスや、動物達との関係を見直し、改善する時期に来ているのではないでしょうか?
それはアメリカに植えつけられた肉食文化であり、動物実験であり、動物園のありかたであり、つまりは動物たちへの愛情、倫理観ではないでしょうか。
動物達の声に耳を傾けられる人になろう。