小さなケガからわかる身体の仕組みとは・・・
公園で元氣に走り回る子ども達。
そこで1人の子が転んで、ひざをすりむいてしまいました。
痛いし、砂は傷口にくっつくし、うっすらと血も出ています。
しかし、今は傷ついているこのすり傷も、何日か経てば傷も徐々にふさがっていき、傷口は見えなくなります。
みなさんも、こうした経験がありませんか?
この、誰もが経験したと思われる、小さな傷が癒える現象。
傷口を縫うわけでもなく、上から皮膚を移植するわけでもなく、このように傷が自然に治っていく現象が私達には起こります。
それはなぜかというと、生きるために必要な能力だからです。
怪我をして血が出て、その血を止める術がなかったらいつまでも流れ続けてしまい、血が止まる事がなかったら命を落とすことにも繋がります。
また、傷口から生命活動に有害な作用をもたらす雑菌が侵入した場合、その雑菌を退治する事も撃退することもできなければ、雑菌はどんどん繁殖し、いづれ私達の身体を蝕んでいきます。
しかし、私達が小さな傷をつくったところで、死の危機に瀕する事はほぼありません。
それは、私達にそうした命にかかわる危機から守るための力が備わっているからです。
それが、自然治癒力と称される免疫力の力です。
私達は、免疫力によって生かされているといっても過言ではありません。
それほど大切な免疫力ですが、実は弱点があり、その弱点をつかれると免疫力は徐々に低下していき、本来の力を存分に発揮できなくなります。
そうなると、私達は様々な病氣に悩まされることになるのです。
逆に、免疫力に対してしっかりと理解する事ができれば、どうやったら病氣にならないか、また、病氣を克服できるかの知恵がつくようになります。
免疫力を知る事は、健康を語る上での基礎中の基礎の知識になりますので、今回からシリーズで免疫力についてお話していきたいと思います。
川野 ゆき