前回は、免疫力を上げるには、白血球を増やすこと、そして白血球を増やすには、副交感神経を優位に働かせること、そして副交感神経を活発に働かせるにはリズムの良い睡眠をとる、休息をする、リラックスするといいなどのお話をしました。
今回は、白血球が免疫力を上げる仕組みについて前回よりも詳しくお話したいと思います。
健康で快適な毎日を送るためには、免疫力を上げることです。
免疫力が上がれば、病氣になりにくいですし、なっても治りやすくなります。
そもそも、免疫力が高くなるという事は「血液が細胞の隅々までにいきわたり、細胞に栄養が十分に届き、細胞が活性化している状態」のことです。
血液が細胞の隅々にまでに栄養をいきわたらせるには「血液の量が増えること」、「血液の質がよくなること」、そして、「血液の通り道である血管が広く、通りやすい道であること」が大切です。
副交感神経が働くとなぜ免疫力が上がるのでしょうか。
それは、副交感神経が活発になると、リンパ球の細胞膜上にあるアセチルコリンという受容体が反応します。
アセチルコリンは血管を拡張するために大切な役割を担っています。
血管が拡張することで抹消神経にまで血液が流れるとともに、体内の免疫力の過半数を占める臓器である腸が活性化するため、免疫力がどんどん上がっていきます。
副交感神経が活動すると白血球も増え、その増えた白血球たちが免疫力を上げるために大切なことの1つである、「血管を拡張させる」ということに一役かっているからなんですね。
もし、忙しい毎日を送り睡眠も休息もとる時間を省いているとすると、副交感神経が働かなくなってしまい、そうするとアセチルコリンが発生しなくなり血管の拡張もされなくなります。
血管が拡張がされないと、細胞の隅々にまで栄養が行き届かず、しだいに免疫力は下がっていってしまいます。
休息をとることは、血管を広げることに繋がり、それは免疫力を上げるために必要なことなのです。
ここまでお話したら、あることに氣づいている方もいらっしゃるかもしれませんね。
免疫力を上げるには血管を広げること。
その血管を広げ、血流をよくする手段を私達日本人は昔から行ってきました。
それは、日本人が愛好していた温泉、湯せんに浸かり体を温める行為です。
湯せんに浸かるという事は、体もリラックスし、心も落ち着き副交感神経も活性化します。
ところで、湯せんに浸かりすぎると疲れたり、休暇で温泉に行った帰りは体がだるくなるなどの経験をされたことがある方はいらっしゃいますか?
これには理由があります。
これは、体からあるメッセージが届いているのです。
そして、このメッセージに氣づかない人達が、今「うつ病」という病に侵されてきています。
ゆっくり休んだ後、体がだるくなる、辛くなると言う人は、どうか体からのメッセージを聞いてみてください。
詳しい内容はまた次回以降にお話します。
(つづく)
川野 ゆき