主食をパンから米へ!今からでも遅くない。
子どもの未来のために是非実践してください。
主食は玄米が理想的で、健康維持においても
重要な役割を果たしています。
ところが、すでにお子さんをパン食にしている家庭もあるかと思います。
市販されているパンの多くは砂糖がたくさん含まれています。
盲点なのが食パンで、これにも相当な量の砂糖が入っていることに
氣づかず、毎日の食事に取り入れている方が多いのです。
食事というよりお菓子を食べていると言ってよいくらいなのです。
しかもパンに添えるおかずも味つけが濃くて油っこいものになりがちです。
自然と動物性食品が増えていきますので、これでは心身の成長に良いとは言えませ
ん。
特に朝食にパンを食べるのはお勧めできません。
パンに含まれる砂糖によって血糖値が急上昇・急下降するため、
集中力が低下して授業に集中できず、イライラしやすく、
砂糖や油っこいものをますます好んで食べるという悪循環に陥ってしまいます。
まず主食をパンからご飯に切り替えることをお勧めします。
(パン食はせいぜい週1~2回程度にとどめましょう)
子どものうちは親の行動範囲の中にいることがほとんどで、
まだ自分でお金を持ち歩くこともありませんから、
大人になってから変えるよりもずっと簡単にできます。
突然ご飯に変えるのは難しいと思いますので、徐々に移行していきましょう。
砂糖が入っている菓子パンや食パンをやめ、胚芽パンやフランスパンなどに
変え、油っこいおかずを減らしていく。その横におにぎりを添えてください。
子どもが甘いものを欲しがるようでしたら、蒸かしたイモをあげてください。
出来たてのものでなくても、作り置きしておいたもので十分です。
それと並行してご飯の分量を増やしていきましょう。
ご飯食に完全に切り替えるまでの時間は個人差があると思いますが、
是非根氣よく続けてください。
「子どものためにどんな食事を作ればいいの?」と悩む必要はありません。
大人が食べる食事を食卓に出して、子どもにもそれを食べさせてください。
子どものうちは苦みのあるものは食べなかったり残すこともあると思います。
しかし、成長するにしたがって、食べるものが増えていきます。
親がおいしく食べていれば、子どももその姿を見て自ら食べるようになります。
早いうちに強制してしまうと逆効果になるので、あまり焦らず
氣長に見守ることも大切です。
ともかく主食を米(玄米)にすることが重要です。
これをしっかり押さえておけば、食生活が大きく乱れることは無いですし、
仮に乱れたとしても修正が簡単にできるのです。
主食は食生活の土台ですから、子どものうちから
ご飯食をしっかりと習慣づけていただきたいと思います。
園部知紗