~知られざる化粧品の裏~
我々の生活は日用品から食品など、様々な製品に囲まれています。
その多くの製品の中には、化学物質が氾濫しているため、製品化されるまでに動物実験が行われていますが、その事実をほとんどの人は知りません。
国内の動物実験の6~7割りは、化学物質に対する「毒性確認」(安全性と発言する人もいるが正確には間違っています)のための実験です。
中でも化粧品のために動物達が犠牲になっている事は、かなり隠されています。
1940年代にドレーズと言う人物が開発したドレーズテストは、ウサギの目の中に化粧品を混入して、腐って行く過程を観察するものですが、
ウサギは涙腺が発達していないために、異物が目に入っても涙で流す事ができず、声もないので痛くても叫ぶ事ができません。
それをいい事に、毎日ウサギの目に毒物を注入します。
もともと安全性に疑いのある化粧品やシャンプーや洗剤だからこそ、動物を身代わりにして毒性の確認をしなければいけないのです。
毎年毎年、爆発的に新商品を大手企業は出していますが、そもそもそんな数が必要なのでしょうか?
毎年人間の皮膚は、そんな劇的に変化しません。身体のためではなく、明らかに目先の利益追求オンリーです。
その度に新規化学物質を開発するので、動物実験が必要不可欠と言う仕組みになっています。
これは日本では多くやっていますが、欧米では殆どなくなってきている実験です。
まず疑問に思って欲しい事は、化粧品やシャンプーなどは、薬事法にも、「肌を健康に」とか、毛髪に潤いを与え美しく」などの文字が羅列してあります。
だったら当然、人間の前に実験されている動物も、毛並みが美しく、健やかに、元気になるはずです。
「動物が元気に美しくなり、寿命も伸びた…だから人間にも使おう、動物実験していて安全だから」なら、まだ分からなくもありません。
しかし、実際の実験では、化粧品を肌に塗られた動物は皮膚に炎症を起こし、タダれ、ジワジワと苦しみ抜いて死んで行きます。
つまり、化粧品やシャンプー、洗剤などに含まれている化学物質の中には危険なものが混入されていると言う証明の裏返しです。
その有害物質を、どこまで薄めればいいのかの実験が、毒性試験と言う、動物実験です。
そんなものが安全な訳がありません。苦しむ動物の姿は、近い将来の人間の姿です。
昆虫によくない物は、動物にもよくない、動物によくない物は、人間にもよくないに決まっています。
動物実験の歴史と、ガンの歴史がほぼ重なるのは、動物実験によって新規化学物質が開発され、そんな物質を人間が体内に摂取し始めたからです。
動物実験については今後も、しっかりと提示していきますが、まずは簡単な次の事からでも意識をしましょう。
1)動物実験していない製品は、生命にも環境にも安全なものである事を認識して下さい。
なので「動物実験していない」表示の製品を意識して求めましょう。
分からない場合は、気になる企業に電話やメールで聞き、消費者の意見を広く伝えましょう。
2)食品添加物はできるだけ避けましょう。着色料もそうですが、長い間腐らないようなコンビ二のおにぎりや冷凍食品、ハム、ウインナー、ベーコンなどの加工食品やインスタント食品は極力口に入れない事です。
防腐剤や殺菌剤は添加物の中でも、もっとも怖いものです。体内環境の健康は、正常な腸内菌の働きによって保持されますが、防腐剤や殺菌剤が体内に入ると、必要な微生物までも殺してしまい体調が悪くなっていきます。
3)医薬品の常用は避けましょう。ちょっとした事で、すぐに薬に依存する事はできるだけ避けた方が良いと思います。いざと言う時の効果も低下します。
まずは以上のような簡単な事でも、動物実験から少しでも遠ざかるライフスタイルを実践して下さい。
無駄に動物を殺したくなければ…また自分が病気になりたくなければ…完全でなくとも、できる事から始めて下さい。
そう言う考え方が重要です。