『聴き上手に必要なこと』

人間関係を円滑にする秘訣とは?!
人はなぜ自分のことを話したがるのか?
聴き上手になるためには、〇〇力が必要だ!

日本では『話し方が上手になること』についてのセミナーやDVDなどの教材はたくさん売られていますが、『人の話を真剣に聴く』という聴き方についての教材やセミナーはあまり無いようです。これは、話し方について学びたい人はたくさんいるけれど、聴き方について学ぼうとする人があまりいないということになります。 

ところが、人間関係で悩んでいる大半の人は、その「話の聴き方」に問題がある場合も多いのです。人間関係を悪化させるような聴き方をしている場合がある、ということです。

マズローの五段階欲求階層説にあるように、人間の欲求は生理的欲求から始まって、安全欲求→社会的欲求→尊敬(承認)欲求→自己実現欲求と一つの欲求が満たされると次の欲求へと上がっていきます。尊敬の欲求・自己実現欲求が上層にあることからもわかるように、人は自分のことをわかって欲しい・認めてほしいと思う動物なのです。

人間は、自分のやりたいことをやっている時が楽しく面白く感じ、自分の言いたいことを言って受け入れてもらえると幸せを感じるものなのです。

つまりは、自分のことを話したい動物なのです。そしてその話の内容に共感して受け入れてもらいたいものなのです。自分を否定する人、無視する人(話を聴いてくれない)、バカにする人とうまくやって行こうとすることは非常に困難です。

ですから、人の話を真剣に聴く人・積極的に聴く人は、好感をもたれやすくなります。人間関係を良好に保つために、聴く力・聴く技術は大いに役立ちます。人間は一つの口に二つの耳がついています。これは話すことよりもたくさん聴いてしっかり学ぶため、とも言われています。(大事な情報をキャッチする場所も耳ですね。)

では、コミュニケーションを円滑にする聴き上手になるために必要なことはなんでしょうか?

ただ、相手が話すのを黙々と聴いていれば良いのでしょうか?

相手が人見知りで話すことが苦手な場合もありますので、黙って聴いているだけではダメな場合もあるでしょう。

答えは簡単です、『質問力』です。それは、相手が不快にならない『質問』をすれば良いということです。良い質問は相手の気分がよくなりますし、話が広がりやすくなります。(表情は無表情にならないように朗らかに。話しにくい雰囲気を作らないことも聴き手の役割です。)

それこそ、質問の内容はあまり難しく考えずに基本的には自分が聞かれたいことを質問するとか、相手の持ち物や雰囲気から素敵な部分を拾ってみるとか、相手が好きな話題をふるとかで良いのです。あまりよく知らない相手であれば、好きな食べ物や映画や音楽、趣味、好きな場所やこれから行ってみたい国や食べてみたい物だったり、『もし~だったら』のような架空話を作ってみたりしてもOKなのです。

大事なことは、相手を不快にさせないこと・相手に無関心にならないことです。

人の話をしっかり聴くことが出来ると、好感をもたれやすくなるばかりか、知識が増えて勉強にもなりますし、人間性を見抜く力を養うこともできるようになります。

人は話すことで心が癒されますので、癒されたいなぁと思ったらまず人の話を聴いて、その次に自分の話を聴いてもらいましょう。相手を思いやる優しさが聴く力につながっているのです。                         

心理カウンセラーK