食べ物の素材が美味しいと感じられれば、しめたもの!
肉を止めて食事を正していくと、私たちを生かしてくれる食材へ有り難さを想うよう
になり、
何でもかんでも貪る食生活よりはるかに快適だと氣がつきます。
四季を通して様々な食材を味わえる日本に住んでいながら、国民の食生活が乱れてしまった今、
味覚も狂い、旬の素材に見向きもせずにジャンクフードを貪る人が本当に多いですね。
大人になってからでも食事を正せば、正しい味覚が戻ってきます。
素材が美味しいと感じられれば、味覚がだいぶ正常になってきた証拠です。
豊富な食材がある中、今回はきな粉について紹介させていただきます。
きな粉は大豆を炒って粉状にしたものです。消化吸収に優れ、大豆の営養をまるごと食べることができます。
食物繊維が豊富で、ビタミンB1、B2、カルシウム、カリウム、亜鉛、鉄など多くの営養を含んでいます。
また、大豆のタンパク質はアミノ酸バランスが良く、穀類と合わせて食べるとさらに営養価が上がります。
美肌効果、骨を丈夫にする、便秘の改善などの効果が期待できます。
さらにきな粉にはオリゴ糖が含まれているので、腸内でビフィズス菌を増やし、腸内環境を良くします。
きな粉はご飯にかけても美味しく食べられます。香ばしくて、少量の塩を加えるとさらに旨味が増します。
砂糖を加えていないのに、なぜほんのりとした甘味があるのだろうと思っていましたが、
その正体がオリゴ糖だと知って、なるほどと納得しました。
食事を正していくと、素材の味が美味しいと感じるようになります。
産地や営養素などを見て食材を選ぶのも大切ですが、そればかりだと頭で考え過ぎて疲れてしまい、
また乱れた食生活に引っ張られてしまいます。
体が欲している食べ物をそのまま素直に選択できるようになれば、快適になります。
好きなものを好きなだけ食べて、健康で長生きなんて都合の良い話はありません。
様々な健康法がありますが、人間に都合の良いものは、いずれ病にかかります。
聖書には次のような言葉があります。
狭い門から入れ。
滅びにいたる門は大きく、その道は広い。
そして、そこから入っていく者が多い。
命にいたる門は狭く、その道は細い。
そして、それを見いだす者が少ない。
(マタイによる福音書7章13-14)
ダイエットにしても好きなだけ食べられて痩せる方法と聞くと、一見楽そうなので多くの人がそちらに進みます。
仮にその方法で痩せたとしても、大食いの癖は治っていないので、いずれまた太る可能性を抱えている上に
人間に都合が良いやり方では本当の健康は望めず、病にかかることは否めません。
一方、食事量を減らすのは最初は辛抱が必要ですが、確実に痩せます。
お産にしても同じようなことが言えます。母親は早い段階から正しい食事を心がけ、
体をしっかり動かして体力をつけて準備を整え、
お産のときには自然に任せて産みます。赤ちゃんをしっかり母乳で育てます。
母親は大変な努力が要りますが、赤ちゃんは元氣に育ち、情緒も安定します。
しかし、今の時代にこのようなお産をする賢い母親は少数です。
今は妊娠期間中も食生活が乱れ、産む際には陣痛促進剤を打つケースが非常に多いです。
母乳で赤ちゃんに十分な営養が与えられず、母乳が出なくても平氣で粉ミルクに切り替えてしまいます。
医者がそのように勧めるし、周りの母親も同じようにしているから自分も粉ミルクを与えるというのは、
やはり広い道から入っていますから、将来免疫力が低い、アレルギーが出るなどの問題が子どもに表れます。
がんなどの成人病は自分の食事や生活習慣が作り出したものです。
その事実をきちんと受け止めすに、病院へ行って医者に頼り、言われるままに薬や手術など
受身の処置で治ると思っている人が実に多いです。
こちらは広い道で、一言でいえば「お金は払うので、後はお願いします」というスタンスです。
一時は治ったように見えてもそれまでの習慣を見直さなければ、やがて再発します。
本当に治そうとするなら、肉や白砂糖、タバコやアルコールも止めて厳しい節制をして、
それまでの習慣を変えなければなりません。
とてもつらく、選択する人は少数でしょうが、こちらは根本的に治る道です。
そんなに辛い思いをしたくないのなら、予防をすることが最善の選択です。
まず肉を食べるのはさっさと止めて、和食中心の食生活を始めることです。
四季を通して食材が代わる代わる登場しますので、飽きることはないですし、一年二年と続けていくうちに
一つ一つの食材の美味しい食べ方を自分なりに発見し、工夫しながら和食への愛情を深めていくのも楽しいものです。
山本 和佳
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