マグニチュード7を超える余震多発!!本震が終っても余震は続く…。
余震とは、本震から時間が経過した後に来る地震のことをいいます。(本震の前に来る地震は前震という)
プレート移動により境界線にかかった圧力が開放されるとき本震が起こりますが、そのとき近くの違う箇所がたわみ、別の圧力がかかるとその力を解放しようと余震が起こります。
余震の数は本震直後に多く、時間とともに次第に少なくなっていくのが特徴です。
余震の大きさは本震以下の場合が多いのですが、時には本震と同程度の余震も発生します。
そのため今回の東日本大震災のように巨大地震の後にM7級の余震が続くのは、決して珍しいことではありません。
2004年のスマトラ沖地震(M9・1)ではM7級の余震は6回、さらになんと地震から5年半後に最大級の余震が起きています。
東日本大震災でもM5以上の余震は4月6日までに400回近く観測され、M7以上の余震は4月15日までに5回起きています。
東日本大震災の余震はスマトラ沖地震に近いタイプといわれ、今後忘れた頃に大きな余震に見舞われる可能性が高く、数年単位で注意することが必要です。
また、本震でM8クラス以上の地震は立っているのがやっとといわれ、時間も1分半~2分を超える揺れに襲われます。身動きがとれず、さらにそれが沿岸付近だとしたら揺れが収まらないうちに津波に襲われる危険性も秘めています。
このことからも地震の真の怖さは揺れの長さであるとも考えられます。
あの阪神・淡路大震災(M7・3)ですら揺れはわずか数十秒だったのです。
また、長周期振動により都心の超高層ビルなどの巨大建築物はさらに長い間揺れ続けることになります。
3月11日、東京・新宿にあるセンタービル(223m)は本震でおよそ13分もの間揺らされ続けていました。
60m以上の超高層ビルの国が定める耐震基準として1分以上の揺れに対する強度とすることを義務付けられています。しかし、今回は国の基準より13倍もの揺れにがビルに起きてしまいました。
この本震で耐えられた建物があったとしても、またいずれくる余震により、天井や壁が崩れたり、建物自体が傾くなどの危険があります。
国土交通省が建物の耐震基準などを設定していますが、今回の震災を受けて再検討をする方針が固められました。都心の高層ビルなどは特により揺れにくくするような設計が求められています。
川野 ゆき