活性酸素がDNAに与える恐ろしい影響とは!?そして、〇〇を気をつければ放射能も怖くない…!!
放射線により体内で活性酸素が発生し生体に影響を与えること、そして最も傷つけてはいけないDNAにまで影響を及ぼす危険性があることを前回までにお話ししました。
放射線などにより活性酸素が発生すると、体内では激しい化学反応が起こります。それが原因で細胞やDNAにダメージを与えてしまうのですが、では遺伝子を構成しているDNAに対して活性酸素は一体どのような影響を与えるのでしょうか。
大きくわけて4つの影響が考えられます。
1つは前回もお話したDNAの二重ラセンのうちの一本、または二本とも切断してしまうというものです。
この二重ラセンは、一本あれば相手を復元できます。これが、細胞分裂のメカニズムであるといわれています。二本あるからこそ、一つの細胞が二つに分裂できるのです。
活性酸素は、この二重ラセンの間にもう一本線を入れて一つにつなげてしまいます。
これが2つ目の影響です。DNAの二重ラセンが二本にならなければ、細胞分裂、つまり新しい細胞を作ることが出来なくなってしまいます。
そして、DNAの塩基を傷つけてしまう。これが3つ目の影響です。
DNAには塩基という化学物質が4種類存在しています。「アデニン、チミン、グアニン、シトシン」を塩基と称しているのですが、この4種類の塩基は遺伝文字とよばれ、DNAが身体をつくる文章の役割だとしたら、塩基はその文章の文字にあたります。この塩基が損傷してしまうと、うまく文字を読み取れなくなり、意味が伝わらなくなってしまいます。
そして4つ目の影響がこの塩基の破壊です。
重要な箇所の文字が破壊されてしまえば、文章が成り立たなくなる事態を引き起こしてしまします。例えば、新しい細胞をつくろうとしているのに、塩基の破壊等が起こると、がん細胞のような異質な細胞が生まれてしまうかもしれません。
活性酸素は、DNAに対してもこのように様々な影響を及ぼします。
ですが、身体もただやられているだけではありません。
活性酸素を抑える抗酸化作用というものがあります。活性酸素が大量に発生してしまっても、抗酸化作用などで体の免疫システムを正常に活動させていればそれほど恐ろしいことではありません。
キーワードは、3つ。
できるだけ活性酸素を発生させないように注意すること。
抗酸化作用のある食品、水などを意識して摂取すること。
そして自己の免疫力を上げておくこと。
これが十分に出来ていれば、この放射能汚染の時代も切り抜けられると思います。
次回は身体が持つ活性酸素の予防システムについてお話したいと思います。
川野 ゆき