半減期を過ぎたら安心…ではない!?
半減期を過ぎたころには別の放射性物質が誕生している!!
繰り返される半減期、その真相とは!?
放射性物質の半減期とよく聞く言葉ですが、これは言葉通り無数にある放射性物質がおよそ半分にまでなる期間の事を指します。
では、半減期の期間に存在した放射性物質はどこへいってしまったのでしょうか。
もちろん消えて無くなったわけではありません。
放射性物質は、今までのものとは違う放射性物質になり、存在することになります。
例えば、ヨウ素131が崩壊するとき、ベータ線を出してキセノン131mに変わります。
そのキセノン131mも放射性物質で、半減期は約12日。
キセノン131mが崩壊するとガンマ線を放出し、安定したキセノン131に変化します。
ここまできてやっと放射線を出さなくなります。
半減期を過ぎても、まだ安全ではなく、違う形となって放射線を出し続けているのです。
ただ、甲状腺に溜まりやすいヨウ素より良い点としては、キセノンは特に体に溜まりやすい箇所も性質も無く、すぐに体内から排出されるので、内部被曝に関してはヨウ素に比べ怖いものではありません。
ただ、放射性ヨウ素が存在した分、放射性キセノンも発生することになるのでその量が多いとガンマ線を浴び続けることになってしまいます。
放射線という害がなくなるわけではないため、危険はつきまといます。
放射性ヨウ素は崩壊しても排出されやすいキセノンmに変わるので崩壊後の内部被曝の危険性は減少するのですが、放射性セシウムとストロンチウムに関しては逆に崩壊後の危険性が増してしまう恐れがあります。
なぜなら、放射性セシウムとストロンチウムの崩壊後の物質に重大な問題が隠されているからです。
詳しくは次回お話したいと思います。
川野 ゆき