動物たちの苦難を描いた映画「アースリングス」(動画)

「アースリングス(EARTHLINGS)」は、動物たちの苦難(人間による受難)を描いた映画です。全編95分を日本語字幕付きでご覧いただけます。
アメリカで2006年に劇場公開されましたが、日本では未公開です。

潜入調査による映像が収められたドキュメンタリー映画で、「Pets(ペット)」「Food(食べ物)」「Clothing(衣服)」「Entertainment(娯楽産業)」「Medical research(動物実験)」といった5つの分野が採り上げられています。
宣伝などほとんどされませんでしたが、口コミで広まっていったそうです。
現在は公式サイトで無料で視聴できます。
しかし、主旨に賛同された方は公式サイトで寄付を募っていますのでいかがでしょう。

監督はヴィーガン(vegan=純粋菜食主義者)のショーン モンソン氏、制作は米国の有名なヴィーガン女優ペルシャホワイトとマギーQ、ナレーションは数々の賞を受賞したヴィーガン俳優ホアキン・フェニックスです。
また、音楽もアメリカの世界的に有名なヴィーガンのDJで音楽家モービーによるもので、特色のひとつだそうです。
この映画は多くの賞を受賞しています。米国に拠点を置く「動物の倫理的扱いを求める人々の会」(PETA)のプロギー賞や、米カリフォルニア州で毎年開かれるアーティビスト国際映画祭、動物愛護部門のドキュメンタリー賞等、様々な賞に輝いています。

「アースリングス」は見た後すぐに思いやりの菜食を採用させるほど、多くの人々に多大な影響を与えるそうです。例えばカナダのプロアイスホッケー選手、ジュルジュ・ララクさんは視聴後ビーガンになり、「アースリングス」仏語版のナレーションを引き受けました。
アメリカで人気のTV司会者、エレン・デジェネレスさんや、オーストラリア人俳優、ポーシャ・デ ロッシさんも映画を見てビーガンになりました。アメリカのスノーボーダー、ハンナテッターさんは2006年と2010年の冬季五輪でそれぞれ金と銀メダルを受賞した方ですが、彼女も「アースリングス」を見て肉食を止めたそうです。

95分にも及ぶ長編ですし、ハッキリ言って正視できないような場面もあります。
しかし、ぜひ多くの方に観てほしいと思います。

公式サイト:http://www.earthlings.com/

日本語字幕付き本編はこちら