牛肉だけでなく、牛乳も危険!!
セシウムの数十倍も危険なストロンチウムを子どもが摂取すると…!?
自然界には存在しないストロンチウム90。
通常、稼働中の原子炉からはほとんどもれていないとされる放射性ストロンチウムですが、核実験と原発事故により放出されます。
1960年代に、アメリカとソ連を中心に大気圏内で核実験が盛んに行われました。
その時の研究結果でわかったことが、ストロンチウムはカルシウムに似た性質があるため、体内に吸収されるとカルシウムの多い場所(骨など)に蓄積されてしまうということです。
そのため、骨の細胞に異常が発生しやすくなります。
このストロンチウム、融点は777℃、沸点は1382 ℃と、わりと高温にも耐えられるため、揮発して空気中に拡散しやすいヨウ素(融点約114℃、沸点184℃)と比べると遠くまで空気中に流れる危険は少なくなりますが、ストロンチウムの化合物は水にとても溶けやすいため、水からどこにでも広がっていく危険があります。
また、ストロンチウムの主な体内摂取の経路は、なんといっても牛乳です。
牛乳は給食にも出されているくらい子ども達に飲ませる習慣があります。
また、牛乳を使った子どもが大好きなお菓子や料理もたくさんあります。
せめて安全が確認されるまで強制的に飲ませる給食などの制度は取り下げて、本人やご家族の自主性に任せるべきだと思います。
大丈夫、大丈夫と言って、後から犠牲者がたくさん出たころに「実は危険でした」という事件はこれまでたくさんありましたから。
そんなストロンチウム90の半減期は約29年と長期間になります。
年齢を積み重ねると共に、蓄積されていく量も増す相関関係もあるとされています。
ストロンチウム90はベータ線を放出して放射性イットリウム90に壊変。
放射性イットリウム90の半減期は約3日とこれも短期間のため被曝の危険は増しますが、なにより強力な放射線であるベータ線をまた放出するところが他のセシウムやヨウ素などの放射性物質には無い、ストロンチウムの危険なところです。
ストロンチウム90(ベータ線)→イットリウム90(ベータ線)→ジルコニウム90と壊変していきます。
ジルコニウム90にまでなると、放射線を出さない安定した物質となり、ここまできてようやく最初に摂取してしまったストロンチウムの被曝が収まります。
ストロンチウム90の半減期は約29年。
そのまた半分になるのには58年。
そのまた半分まで減るのには……
セシウム137と同じくストロンチウム90とはほぼ一生付き合っていくことになります。
野菜や穀物は食べないと生きていけないかもしれませんが、牛乳は戦後飲まれるようになったものなので、特に飲まなくても生きていけます。
今から少しでもストロンチウムの蓄積量を減らして行くことは、特に子どもには非常に大切なことです。
そして、ここまで農家や水産物をダメにしてしまう放射性物質製造機である原子炉は、1日も早く無くなってほしいと思います。
川野 ゆき