【一般無料】日本にもある奇跡の水と温泉(ニュース・市民の視点)

世界各地に点在する奇跡の水ですが、日本にも、やはり不思議な力を持つとされる水がたくさんあります。

九州、大分県日田市の日田天領水は、ここまでに紹介した世界の「奇跡の水」同様、水素が豊富な水として知られています。

他にも鳥取県の三朝温泉、岐阜県の高賀の森水、群馬県の釈迦の霊泉、箱根の九頭龍神社の竜神水…と、数え上げるときりがないほどです。

これらの名水は、いずれも霊験あらたかで万病に効果があるなどとして古くから珍重されてきました。

日本は世界的に見ても降水量が多く、豊かな水資源に基づいた米作りの盛んな国です。
単に水量が多いだけでなく、名水と言われるおいしくてきれいな水が豊富な国です。

環境省選定の「日本の名水100選」を見ると、湧き水だけでなく川も名水に指定されて(四国の四万十川など)います。
いずれも名水にまつわる神話や伝説が必ずあることから、日本の伝統文化と水とは切っても切れない関係にあることがわかります。

温泉は山や大地のミネラルが水に溶けて薬効になる名水が多いことと温泉が多いことは無関係ではありません。
日本は温泉大国であり、そこかしこに温泉があります。

それは日本列島が、環太平洋火山帯という大きな火山帯の上に位置しているためです。
火山の下は地熱が高く、地底の水が温まって温泉になります。日本列島の下には、本州の北の方だけでも那須火山帯、鳥海火山帯、富士火山帯、乗鞍火山帯などが縦横に走っています。
そこにはたくさんの温泉が湧き出しています。

火山は活断層やプレートなど地殻変動の影響を強く受けるため、地震が多いというあまりうれしくない面もあります。
温泉と同時に有毒ガスや天然ガスが吹き出したりすることもあります。
しかし、その分さまざまな効能を持つ温泉があることも確かです。

例えば秋田県の玉川温泉は、つかると肌がピリピリする強酸性の湯であり、ガンに効果があるとして多くの人が詰めかけています。
あるいはラドンやラジウムなど放射線が含まれる温泉、硫黄や硫酸塩、炭酸、重曹、鉄など、さまざまな元素が含まれる温泉があります。
つまり同じ地中から湧き出す水であっても、どのような地盤をどのように経て地上に出てくるかによって、水の成分はかなり違ったものになります。
温泉の効能が多種多様なのはそういう理由によるのでしょう。

日本の温泉水も、「ルルドの泉」「ノルデナウの水」「トラコテの水」同様、地下の元素をたっぷり含んでいます。
その状態も、他のミネラルや磁力、温度などの影響を受けて多様に変化していると考えられます。
前述した「奇跡の水」は、これまでも度々科学的な検証が行なわれてきました。

テレビ局をはじめ、奇跡の秘密を解明しようと、世界中から取材や調査の人々が詰めかけるようになりましたが、それほど驚くような事実は見つかっていません。
結果は、せいぜいラドンやラジウム、ゲルマニウムといったミネラル成分が他よりやや多く含まれている、といった程度のもの。
それこそ日本の温泉と変わりありません。確かに健康効果はありそうですが、奇跡などといつたセンセーションナルなものではありません。

しかし1998年頃から、日本のテレビ局が続々とこれらの奇跡の水を訪ね、調査を行なうようになると、これまでとは違うユニークな結果が出てきました。
それは、いずれの水にも「水素がたくさん含まれている」というものです。

水素が豊富な水は、どうやら活性酸素の害を消去してくれるようです。
水素が効果的に働けば、様々な病気や症状の改善に役立つと考えられます。

もし奇跡の水に含まれるのが特定のミネラルであるならば、効能も限定されてしまいます。
一肩や腰の関節痛に効くとか、胃腸などの消化器疾患とか、肌荒れやアトピーなど皮膚のトラブルに効く、といった具合です。
しかし水素の場合、力を発揮するのは活性酸素を対象とするのですから、生活習慣病をはじめとしたあらゆる疾患のあらゆる症状に効果を発揮するといっても過言ではありません。
そのように考えると、万病に効くといわれる奇跡の水の秘密は、水素だとすると合点がいくのです。

つづく

「すごい水」(ブレインキャスト)より一部抜粋


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