【一般無料】「ピンピンコロリ」をめざして(ニュース・市民の視点)

世界一の長寿国といっても、日本には寝たきりや認知症、あるいは他に何らかの病氣を抱えている高齢者が多いのが現状です。
これではいくら長生きしても、あまり望ましい老後とは言えないのではないでしょうか。

病氣や老いが原因で、生活上の不便があったり苦しい思いを抱えて長生きすることが望みだという人はおりません。
誰もが、年をとっても体が元氣で、生きがいのある生活、楽しく快適な生活が送れる老後を願っています。

最近よく耳にする「ピンピンコロリ」という言葉は、そんな理想の老後の生活をよく表わしています。

ふだんは「ピンピン」して死ぬ直前まで元氣に暮らし、死ぬ時には苦しむことなく「コロリ」といきたい。

せめて長患いをすることなく、あっさりと死にたいと考える人は多いはずです。

「ピンピンコロリ」という言葉の始まりははっきりしませんが、有名なのは長野県下伊那郡高森町の「ピンピンコロリ運動」、通称PPK運動です。
世界一の長寿国日本の中でも最も長生きで知られる長野県は、同時に日本一医療費を使わない県として知られています。

言い換えれば、病院の世話にならない元氣な高齢者が多い、ということです。そんな人々の生活に学ぼうということで、「ピンピンコ薔り」は日本中に広まりつつあるようです。
日本には限りませんが、高齢化は先進国共通の課題です。

こうした状況に対応して、医学においても予防医学やアンチエイジング医学という分野が開けてきました。
病氣になってから治すのではなく、病氣にならない、病氣を未然に防ぐための医療が盛んになってきたのです。

年をとるのはどうすることもできませんが、なるべく病氣をせずに健康を維持することは決して不可能ではありません。
そのためには生活習慣をあらためて、病氣になる原因を取り除くこと。

食事や運動、睡眠、仕事や趣味、生きがいなど生活全般に配慮することで、かなりの病氣は未然に防げると考えられています。
そして老化も病氣も、活性酸素が大きな原因だということがわかってきました。
特に年をとるとかかりやすい生活習慣病の多くに活性酸素が関わっています。
活性酸素の害を未然に防ぐことが、元氣で長生きするコツ、「ピンピンコロリ」
への道だと言っていいのではないでしょうか。

つづく

「すごい水」(ブレインキャスト)より一部抜粋


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