シリーズ酵素7~酵素のサイズは1ミリの100万分の1(ニュース・市民の視点)

地球上に存在するすべての生命体には必ず酵素があります。酵素はタンパク質からできていて、タンパク質は20種類のアミノ酸からできています。

地球上に存在するすべての生物はDNAという4種の塩基からなる遺伝子を持っていて、
この四種の塩基のうちグァニンとシトシン、アデニンとチミンが二本鎖の間で互いに結合し、らせん構造となっています。

DNAは塩基という化合物、すなわちリン酸と糖が結合したもので構成されているのです。

この四種の塩基の並び方によリアミノ酸が指定されます。このアミノ酸が酵素の外殻となることから、酵素を作る設計図は遺伝子(DNA)にあるといえます。
遺伝子に書かれている暗号が酵素を作るためのアミノ酸の配列の順序を決めている、といえるのです。

酵素の大きさはその種類により著しく異なりますが、ほぼ5~20ナノメートルというサイズです。
1ナノメートルは1mmの100万分の1という大きさなので顕微鏡では見れません。

また形は球状で、DNAの構造上に存在しています。

酵素の反応速度は、たいへん速く、10の7乗倍から20乗倍くらい、
つまり手作業の1000万倍(10の7乗倍)の速さで反応(消化)を速める触媒作用があるといわれています。

通常1000万時間かかる反応を、酵素はわずか1時間から1分で進行させるというほどの力を持っているということです。

つづく

グスコー出版 スーパー酵素医療 より抜粋


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