【一般無料】お産という経験(健康基礎講座)

お産の喜びを継承することが途絶えて、怖い、痛いのイメージが植えつけられてしまった。
産む形態が大きく変わったことが、親子や家族との関係性、育て方にまで影響しています。
医療処置に頼らなくても、母子の力で産めることに早く氣づかねばなりません。
また、それこそがのびのびと子育てをするための土台作りにもなるのです。

皆さんは、お産に対してどんなイメージを持っていますか?
子どもが産まれるのは嬉しい。だけど、産むこと自体は苦しくつらいと思っている人が多いのではないでしょうか。

実際、出産経験のある人からお産の素晴らしさを聞く機会はほとんどありません。

昔は皆自宅で産んでいましたが、戦後になって病院で産む人が急激に増えました。

今の70代~80代の女性は、ちょうどお産を施設で行い始めた時期に子どもを産んだ世代です。
ですから、施設の体制がまだ整わない中、お産の際に不安や恐怖を味わった人も少なくないはずです。

この世代は、核家族化や食文化などの欧米化の影響を受けて、
食や知恵なども含めた日本人の良い部分の継承が途絶えてしまいました。

その次の世代もお産の素晴らしさを知ることなく、怖い、痛いなどマイナスのイメージが先に立ってしまいます。
会陰切開に恐怖を感じるのも当たり前です。それが怖くてお産をするのを嫌がる人がいます。

陣痛促進剤を打って、会陰切開して産むことが当然のように行われており、もちろん誰もそんなことを
したいと思いませんが、お産とはそういうものだと嫌々受け入れているのが実際のところです。

陣痛室では何人もの妊婦さんが痛みに耐えながら産まれるのを待ち、産むときに分娩室へ移動する。
お産が分業制みたいになっていて、その中で産むことはとても心細く、不安も大きいと思います。

昔ならご近所同士が助け合って自宅でお産をしていたので、安心して産める環境がありました。

今では病院で産むことがほとんどですが、手術室のような温もりを感じられない場所でのお産は
緊張と不安で、幸せを感じながら産むことは難しいと思います。母親がリラックスしてこそ、お産はスムーズに進むからです。

お産そのものは、原始時代も今も変わりません。本来のお産は、自分の体と向き合う貴重な経験なのです。

今では、自然を感じながら生活する機会が少なくなり、自然とつながる一体感を感じにくくなっています。
だから平氣でどうぶつを殺したり、環境を汚しても何とも思わない人が増えてしまいました。

お産を通して自然と深くつながる一体感を感じることができたなら、子どもを虐待なんてしないし、
たくさん可愛がって大切に育てるのです。

実際に医療処置を受けず、自然に産んだ母親は「産まれる時は痛いけど、とても幸せだった」と言う人が多いのです。
子どもを産んで、またすぐに産みたくなって3人、4人も産む人も珍しくないそうです。

病院では、会陰切開しないとひどく裂けてしまうと言われます。しかし、会陰は本来すごくのびるようにできています。
自然なお産をすると、会陰が避けることはほとんどありません。避けても少しだけで、すぐに治るようです。

昔と比べて乳児死亡率が下がりましたが、母親と子どもが本当に幸せになったでしょうか。
昔より妊産婦にとってお産がつらいものになってしまっています。医療処置をしてお産をすることで、
母と子が持っている本来の力を発揮する機会を奪っています。これは本当に不幸な事です。

かつて長寿村で知られた山梨県棡原では、小柄で細い女性が楽々と子どもを産んでいたといいます。
平均身長136cm、体重40kg。医者どころか産婆さんもいませんでしたが、不安を抱えることもなく自分で産みやすい体制をとって
最低5人、最高13人も産んでいました。

棡原以外でも自分達でお産をして元氣な赤ちゃんを産んでいた地域がありました。
質素な食事で母乳を十分に出ていましたから、欲しがるだけ与えていました。子どもを本当に可愛がっていつも抱いているか、
お母さんが抱けないときはおばあちゃんがおんぶして育てていました。

それが戦後では全く変わって、密に触れ合って育てることが無くなってしまいました。
病院で産むようになった途端に育て方も変わってしまったのです。

子どもとの触れ合い方によって家族関係も変わってしまいました。
病気でおばあちゃんが入院した時の家族の対応が、戦前の子育てと戦後の子育てをした世代で違うのです。

子どもと常に触れ合いながら可愛がった、戦前に子育てをしたおばあちゃんのところには、
毎日のようにお子さんがお見舞いに来て、孫が来るとずっと離れません。

しかし、子どもとの触れ合いが減ってしまった戦後に子育てをしたおばあちゃんのところには、だいたい週に1回、家族が顔を見に来る程度だそうです。
家族にあまり会えないのは寂しいですが、育てる時の触れ合いが足りないと、その後の関係性にも影響が及ぶことは無視できません。

自然なお産をすると、生命の力強さを目の当たりにするので、人生観ががらっと変わってしまうケースも多くあります。

お産はそれほど強烈なインパクトのある経験です。
だからお産の原始的な部分を壊して、病院で医療処置を受けて産む形に変えられていったとも言えるのです。

これからお産をする方には、母親と赤ちゃんが持っている力を発揮し、素晴らしいお産を経て
本当に幸せな子育てをしてほしいと思います。

山本 和佳


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