「酵素栄養学」を学ぶ最大の目的は、私たちの体の酵素製造作業を最小限に抑えることで、
その抑えた分のエネルギーを体の修復作業や、病氣にならないための自己免疫力強化のほうに回し、代謝酵素をより効果的に働かせるための体内環境を作りあげることにあります。
そのためにも、毎日の食生活のなかに酵素栄養学を取り入れ、「事前消化の可能性を追求した食生活」を心がけることが重要なのです。
すなわち事前消化が可能な「消化酵素たっぷりの食物(食物酵素)を意識的に摂取する」ことが、とても大切なこととなります。
しかしながら、100%生の果物・野菜を中心とした食生活に、どんなに近づけようとしても、それにはやはり限界があります。
なぜなら、私たち現代人は、火を使うことを覚え、おいしい調理方法を知ってしまったからです。
今さら生の食物だけの食生活を送ることはかなり苦痛を伴うでしょう。
大切なことは、この最新の栄養学を知ることにより、食物酵素中心の食生活を少しでも意識的に心がけることです。
そして足りない分を、酵素サプリメント(化学的に製造されていない、発酵食品の延長としての補助食品)で補うようにすればいいのです。
そうすることで、自らが作り出す消化酵素の分泌を抑え、内臓に必要以上の負担をかけなくてすみます。
この習慣化が、将来的にも健康を維持していく基本になるはずです。
つづく
グスコー出版 スーパー酵素医療 より抜粋