【一般無料】日本の暦(健康基礎講座)

暦は生活に密着したもので、日本人の氣高い精神が随所に見られます。
先人からの知恵をそのまま日々の暮らしに取り入れながら生きてきました。
八百万の神や故人と生きている者とのつながりを求めるしきたりも当たり前のことのように生活の中にありました。
現代人も暦を意識しながら生活することで、今の世の中での生きにくさから少しでも救われるのではないでしょうか・・・

四季が巡る日本で、先人は厳しい自然と共に生きてきました。

季節を知る目安として「二十四節氣」が用いられました。
1年を24等分して、季節の移り変わりを分かりやすく記したものです。

災害が多い日本では、自然を受け入れることが生きる術でした。
四季が移り変わる中で自然と上手く関わる方法を分かりやすく記したのが暦です。

二十四節氣では、立春を起点に始まります。
節分は立春の前日です。
昔は節分を「せち分かれ」と言い、季節の分かれ目のことを指していました。
立春、立夏、立秋、立冬の前日はすべて節分でしたが、今では立春の前日のみ節分と呼びます。

明日からはもう春という日に、家の中の邪氣を払い、福を迎えます。
この福は、幸福の福であるとともに、命をつないでいただいたご先祖様のことでもあるため、
節分は春の季節とともに故人を迎える儀式とも言われています。

八十八夜は立春から数えて88日目の種まきの時期にあたります。
二百十日は立春から210日目で、台風が多く注意が必要な時期です。

このように先人が自然を観察して、経験から伝えられてきたことが暦に記されています。

二十四節氣では、一年を通して季節の巡りに合わせたしきたりを、行事や料理などわかりやすい形で残されています。

1月は5~20日頃を小寒、20日~2月4日頃を大寒と呼びます。

元旦から数えて7日目を「人日(じんじつ)」と言い、七草粥を食べます。
大地から芽吹き始めた若菜を摘み、若い氣を体に取り入れることで、冬の寒さを打ち払い、病を防ぐ意味があります。

七草粥の風習は今でも残っていて、人日の節句が近づくと、スーパーなど食料品店で七草を購入することができます。
七草を塩ゆでにしてアクを抜き、細かく刻んでお粥に混ぜます。胡麻や梅干などを入れても美味しいです。

また、人日は対人関係を考えるのにふさわしい日です。
今年はこんな人と出会おうと計画を立てたり、この人との関係は終わらせた方が良いのでは?とか、
このような人と仕事がしたいなど、人との関係について見直す日です。

15日の小正月には、正月飾りを大きな火にくべて燃やす「どんど焼き」が行われます。
正月飾りは歳神様の依り代ですから、それを燃やして歳神様を天に送る意味もあるのです。

小正月に小豆粥を食べると、その一年を健康に過ごせると言われています。
古くから小豆の赤い色は、太陽や生命力を表すとされ、小豆を食べることで春を呼び、豊作を願うという意味もありました。

現代社会に生きている日本人は、目の前の忙しさや便利さに目を奪われて、
時に季節の移り変わりも忘れるほど疲れてしまうこともあるのではないでしょうか。

暦は先人が残してくださった知恵が詰まっています。
自然に寄り添いながら生きる術を学び、生活に取り入れて四季の移り変わりと共に暮らしましょう。

山本 和佳


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