【一般無料】リンパの働き(健康基礎講座)

リンパって何だろう?
全身に張り巡らされているリンパ管。血管と連携して、重要な役割を果たしています。
リンパが全身の疲労物質をとるしくみ。リンパは老廃物の○○○!
リンパマッサージは、なぜ美容と健康に効果があるの?

リンパと聞くと、リンパマッサージを思い浮かべる人が多いかと思います。
リンパマッサージをすると、体に溜まった老廃物が流れるのですが、それはなぜでしょうか?

今回はリンパについて、少し掘り下げてみようと思います。

人体にはリンパ管が張り巡らされています。リンパ管を流れるリンパ液は、無色または黄色をしています。
リンパ液は、毛細血管から出た血しょうと同じようなもので、リンパ球や白血球も含まれています。

リンパの働きは、「排泄機能」と「免疫機能」があります。

リンパ液は、収縮によって体を循環して、老廃物や疲労物質を集めています。
それをリンパ節という関所に運ばれ、静脈に渡り、腎臓や肝臓で処理、または排泄してリンパ液をきれいにします。

リンパ節は、細菌などを退治し、老廃物や細菌が全身に回らないようにこし取るフィルター機能があります。

感染症にかかるなどの理由でリンパ節がはれるのは、免疫反応が活発になっている証拠です。
細菌やウイルスが免疫細胞に攻撃され、異物が排除されたリンパ液はろ過されて、血管に戻っていきます。

リンパ液は老廃物の受け皿のような役割を果たしています。

リンパの免疫機能は、前回の記事でも少し触れましたが、リンパ球と呼ばれる免疫機能によって成り立っています。
リンパ球は大きく分けると、T細胞、B細胞、NK細胞の3種類があります。

まずT細胞は、リンパ球の7割を占めています。T細胞は「ヘルパーT細胞」「キラーT細胞」「サプレッサーT細胞」の3種類に分かれます。

◇ヘルパーT細胞・・・抗原を見つけると、キラーT細胞に指令を出す。
◇キラーT細胞・・・ヘルパーT細胞の指令を受けると、自分の数を増やし、抗原がある細胞ごと破壊する。
◇サプレッサーT細胞・・・ほかの免疫細胞に免疫反応を終わらせるよう働きかける。

次にB細胞は、ヘルパーT細胞から指令を受けて自身を増殖活発化させ、抗体を作ります。
この抗体が抗原(ウイルス)につくと、ウイルスは細胞につくことができません。

また、B細胞には免疫記憶という機能があります。はしかや風疹に2度かからないのは、B細胞がそれを覚えていて、
同じウイルスが入ってきた時に、その抗体を作るからなのです。

そして、3つめのNK細胞。ナチュラル・キラー細胞とも呼ばれ、よく知られている免疫細胞です。
常に全身をパトロールして、がん細胞が大きくならないうちに破壊し、ウイルスや細菌に感染した細胞も破壊します。

NK細胞は、副交感神経が優位の時に活性します。よく笑うとNK細胞が活性されると言われますが、笑っているときは副交感神経優位の状態なのです。
逆に強いストレスを感じると、NK細胞の数が減少し、免疫機能が低下します。

NK細胞の働きが衰えると、がんだけでなく、慢性疾患、遺伝子疾患、免疫不全症、感染症などにかかるリスクが高まります。

リンパ液は血液と違って、心臓のポンプ作用が無いので、流れがとてもゆるやかです。
そのため、運動不足や生活リズムの乱れなどによって、リンパ液の流れが滞りやすくなります。

リンパ液の流れが滞ると、体に老廃物や余分な水分が溜まり、疲労、肩こり、むくみ、冷え、肌のくすみ、小じわ、老化などの原因になります。
リンパマッサージでリンパ液の流れを改善すると、老廃物が排泄され、営養分が細胞に行き渡るので、これらの症状に有効です。

リンパの流れを良くすると同時に、リンパ球を活性させ、免て機能を高めることも大切です。
その方法は、また次回にお話しいたします。

山本 和佳


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