それでもまだ牛乳を飲みますか?

牛乳は栄養豊富?でもそれは誰のため?
そもそも牛乳とは母乳のこと。血液が変化したものです。
つまり…。

こういうことです。(動画をご覧ください)

牛だからといって1年中お乳が出るわけではありません。
牛は人間と同じ哺乳類ですから妊娠出産しないとお乳は出ません。
このため牛は産後2ヶ月程度で人工授精させられ、妊娠しながら搾乳されているのです。
さらに、牛が広い牧場で飼育されていると思ったら大間違いです。
乳牛は1頭ずつに区切られた狭いコンクリートの牛舎で、生涯過ごします。
さらに高脂肪のお乳を大量に搾るため、遺伝子組み換えされたトウモロコシや大豆な どを原料とする濃厚飼料を与えられます。
そのため病気になりやすいので、予防や治療のため大量に抗生物質を与えられます。
そして2~6年程度でお乳の出が悪くなるので廃牛となります。
廃牛となった牛は肉用に殺されます。
つまり、生きている間はお乳を搾り取られ、お乳の出が悪くなると肉にされるのです。

他にも乳製品に関する誤った情報はたくさんあります。
「カルシウム不足には牛乳が良い」などというのは真っ赤な嘘です。
実際には牛乳を飲むと体内のカルシウム濃度が一気に上がるため、カルシウムの濃度を平均値へ戻そうとする防衛作用で尿として排泄するため、かえってカルシウムは減ってしまうのです。
カルシウムを効率的に摂取するなら海藻類、ごま、凍り豆腐、キクラゲ、モロヘイヤ、小松菜などカルシウム豊富な食品が牛乳以外にたくさんあります。

牛乳は牛の赤ちゃんにとっては栄養豊富でしょうが、本来人間のための物ではありません。
むしろさまざまな危険性があります。
濃厚飼料から取りこまれた農薬や、治療のための抗生物質も残留している可能性があります。
また、厚生労働省の研究班が「牛乳やヨーグルトなどの乳製品を多く摂取すると、前立腺ガンになるリスクが上がる」という研究結果を報告しているそうです。
また乳製品に含まれるカゼインからは麻薬物質ができ自閉症やうつ病になる危険性も指摘されています。

牛のため健康のために牛乳や乳製品はやめましょう。

(辻 康則)