・ 人生の終盤をどのように過ごしたいですか?
・ 次の世代へ渡すべきもの、渡してはいけないもの。
・ 最期に○○なら幸せ・・・
生命の共通の役割は、子孫を残すことです。
それに加えて、人間は文明を築いてきましたから、その中で何を残すかが重要です。
今の時代は、混乱の時代と言えるでしょう。
問題なのは事の重大さ、危機意識を持っている人が極端に少ないことです。
誤った情報に翻弄され、本質が見えなくなっている人が大多数という現実。
しかし、現実には病氣が増えています。この状況から目をそらしてはいけません。
今の世の中に疑問を感じていない人は、一度全て真逆で捉え直してみてはどうでしょうか。
人生終盤で氣づいても、手遅れになるかもしれません。
なかなか人に言える事ではないですしね。
でも、こんな手紙が届いたら、あなたはどのように感じますか・・・?
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拝啓(若い世代の人に向けて)
私はもうかなり高齢で、残り少ない人生を送っている者です。
終わりが近くなると、今までのことを振り返り、色々と思うところもあるのです。
これからの時代を背負っていく若い人達へ。
あなた達と直接会う機会がなかなか無いので、手紙を書いています。
もちろん、生きてきて楽しいこともありました。
若い頃は、本当に一生懸命に働く日々。
面白いように、どんどん暮らしが便利になっていきました。
ただ、これからの世代の子どもに心配を抱えています。
私達が子どもだった頃と全く違うのです。体力も生命力も、情緒の面においても。
明らかに体が丈夫でない子が増えました。
私自身、江戸時代よりも体力が低下していると言われましたが、
それよりもずっとひ弱になってしまいました。
私が子どもの頃は、みんなが走り回って遊んでいました。
学校の帰りの道草はとても楽しいものでした。
虫を捕まえてみたり、雑木林の中へ入ってみたり・・・
家に帰ってもすぐに外へ飛び出して、暗くなるまで時間を忘れて遊んだものでした。
子どもはそういうものだと思うのです。
心配なのは、離れて暮らす子どもと孫のことです。
異変に氣がついたのは、孫が生まれた辺りからです。
何日かに1度は粉ミルクを与えていると聞いて驚きました。
丈夫な子に育てるために、母乳だけで育てるべきだと言いましたが、
医者がそう勧めるからといって聞きませんでした。
あちこちの家庭で同じようなことが起きて、知人からも心配する声が上がっていました。
何かが狂い始めていると思いました。
そして、それは孫の成長とともに顕著に表れるようになりました。
たまに家に遊びに来ても、ゲームに熱中して話をしようとしないのです。
娘に注意しましたが、言うことを聞かないから仕方なく持たせていると言うのです。
そして、食べ物の好き嫌いが多い。
特にあっさりした味付けの料理や魚が好きじゃないようです。
私が作った料理には手をつけてくれませんでした。
ご飯よりもスナック菓子を美味しそうに食べているのを見て、味覚が正常ではないと思いました。
私が孫と同じくらいの時は、毎日夕食の時にその日にあったことを、熱心に母親に話していました。
ゲームに夢中の孫を見たとき、親子のコミュニケーションは上手くいっているのか心配になりました。
よく話を聞いてみると、何度注意しても聞いてくれない。
ゲームを取り上げると暴れだしたり、落ち着きがなくなる。だから、仕方なく持たせているのだと。
躾がなっていないと思った私は、孫に「ゲームをしてばかりいないで、お話ししましょう」と、優しく話しかけました。
すると、「うん、わかった」と答えたので、ゲームをしまうように諭すと、突然「嫌だー!!」と叫びだしました。
小学生になるのに、コミュニケーションがとれない。そして、ゲームに激しく執着する姿は異様でした。
後で聞いた話ですが、学校で授業中にじっといられずにウロウロと歩き回ってしまうそうです。
こういう子どもがクラスに何人もいると聞いて、ゾッとしました。
私が子どもの時は、そんなことをする子は一人もいませんでした。
みんな背筋をピンと伸ばして授業を静かに聞いていました。
さらに成長が進んで中学生になると、さらに事態は深刻になっていきました。
突然キレて暴れだす。同級生とのコミュニケーションがうまく取れない。会話のキャッチボールができない。
授業中に手を挙げて、勉強と関係ないことを話し出して先生を困らせることもありました。
家族や先生が本人と話し合って解決しようとしても、会話が思うように進まず、激しく暴れる。
体が大きいので、数人がかりで止めないといけません。親だけでは手に負えない状況でした。
カウンセラーをしている知人から勧められた心療内科に相談したところ、重度のADHDと診断されました。
今の日本人は、2人に1人がADHDかアスペルガー症候群だと聞かされ、さらに驚きました。
そう言えば、最近は残忍な事件が本当に多いですね。
街中でも精神異常の人を見かけることが格段に増えたと思います。
大好きだった祖母が「子ども達の元氣な姿を見られて幸せ」と言って亡くなったのは、私が学生の頃でした。
今、私もその歳になりましたが、子ども達は元氣を失っています。
人間らしさが欠けた、というのでしょうか。
このまま大人になって、社会で生きていけるのだろうか・・・
せっかく生まれてきたのに、体力や氣力が無くては何もしようがありません。
もう一度改めて人生を振り返ると、やり残したことが本当に多い。
正直に申しますと、後悔もあります。
子ども達の体力と氣力が充実していれば、大変なことも乗り越えていける。
それを見届けて生涯を終えられたら、これほど幸せなことはありません。
今度孫に会うときに、私が母親から教えてもらった躾や美味しい料理、親子のふれあい方、
丈夫な子どもに育てる知恵を伝えようと思っています。
未来のある若者が、心身ともに元氣を取り戻すことを願って・・・
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手紙の送り主は、人生の終盤で大事なことに氣づいたようです。
心身を蝕むものを次の世代へ渡してしまうとは、大変罪深いことです。
知らなかったではすまされません。
ネイティブ・インディアンは、7代先のことを考えて物事を決めます。
日本人も子孫の繁栄を願う氣の高い民族でした。
生きているうちに真理に氣づけるか、そこへ近づいていけるか。
自分の役割を全うして一生を終えたいですね。
山本 和佳
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