【一般無料】世界一の廃棄大国(健康基礎講座)

・日本におけるゴミ問題。国民1日当たり捨てている量は?
・環境先進国のリサイクル方法とは?
・リサイクル以前に大事な事。
・食糧を粗末にする日本人。

戦後、日本は工業化が進むにつれ、大量生産・大量消費が当たり前となり、
国民の意識もそれに沿っていきました。

しかしそうなると、大量消費された後、大量のゴミが出る問題は避けられません。

環境省の発表によると、
平成27年度の家庭ごみである一般廃棄物の量は4,398万トン(東京ドーム約118杯分)で、
国民1人が1日当たり約940gのゴミを捨てています。

なんと、年間に換算すると340kgにもなるのです!
ドイツが約10kg、アメリカが約100kg、イギリスが50kgに比べると、
先進国の中でも日本は特にゴミを捨てる量が多いのです。

ほかの国と比べてダントツですから、ムダが多く出ているのですね。

日本は焼却施設が1,141施設もあり、これも世界でダントツの多さです。

ゴミの多さだけでなく、廃棄物の焼却によってダイオキシンが発生する問題も抱えています。
そして、焼却処理した後に残る焼却灰は最終処分場に行くのですが、
重金属やダイオキシンなど有害物質が含まれる為、空氣や水、土壌を汚染するため、環境悪化は深刻です。

環境先進国ヨーロッパでは、ゴミ処理の4原則を掲げ、ゴミの大幅削減に成功しています。

4R
・REFUSE(やめる)
・REDUCE(減らす)
・REUSE(再使用)
・RECYCLE(再利用)

◇REFUSE(やめる)

ゴミは企業責任であり、全ての生産物を最終処分しなくてはなりません。
企業はゴミになるものは作らず、売らなくなります。
また、市民にもゴミ処理の責任があり、ゴミの量に応じて処理代を支払います。

そのため、市民はゴミになるものを持ち帰らず、買わなくなります。
スーパーでは野菜や卵のバラ売りが常識になっています。

◇REDUCE(減らす)

店やスーパーでペットボトルを回収して、メーカーが中身を詰めて販売するシステムが確立しています。

ペットボトルの容器は減っていて、ビンが主流になっていて、シャンプーやハンドソープの中身の詰替えをするお店もあります。

◇REUSE(再使用)

まだ使えるものを捨てずに、修理するなどして再使用します。

◇RECYCLE(リサイクル)

リサイクルは、ゴミを減らす事が大前提となります。

日本は、「大量生産 → 大量消費 → 大量廃棄 → リサイクル」なのでゴミが減りません。

リサイクルの過程では、大量のエネルギーを使うので、まずはゴミを出す量を減らすことが優先です。

環境先進国のドイツでは、ペットボトルやビンのデポジット制が浸透しています。

ドイツでは、子どもの頃から環境問題について徹底した教育を受け、
学校では100%再生紙のノートを使用するなど、リサイクルの意識が培われています。

デンマークでは、使い捨ての食器類に30%以上の税金を科し、REDUCE(減らす)に力を入れています。

日本は不名誉なことに、食品廃棄量も世界一。

食料消費全体の2割、約1,940万トンも捨てているのです。
これは、年間5,000万人の人が生活できる量に匹敵します。

このうち、売れ残りや食べ残しなど、本来食べられたのに廃棄される量は500~600万トンにもなります。

日本は年間5,800万トンの食糧を輸入し、一方で1,940万トンも食糧を捨てています。
当然、その中には殺されたどうぶつの肉も含まれるのです・・・

日本人は、とんでもない思い違いをしています!
自然もどうぶつも敵に回す恐ろしい行為だと思いませんか?

環境先進国と比べて、日本ではREDUCE(減らす)が追いついていません。
私達個人がゴミを減らす事も大事、そして必要以上に買い込まないことはもっと大事ですね。

さらに自治体や企業も変わっていけば、4Rが浸透していくのですが・・・

私達が自然の摂理に沿った生き方を取り戻すことが、早急に迫られています。

山本 和佳


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