【一般無料】日本の年越しとお正月(健康基礎講座)

・大晦日から元日へ
・お正月の習わし
・おせち料理に込められた先人の願い
・春の七草を食べる

早くも年の瀬となりました。

今年を振り返る人、もう来年に心が向いている人、それぞれの思いで過ごす年末。

クリスマスを過ぎれば、もう街はお正月に向けて活氣づいてきます。

そして、一年を締めくくる大晦日。

除夜の鐘を108回打つのは煩悩の数に由来します。
怒りや嫉妬など人間にある108個の煩悩を鐘の音で絶ち、年を越します。

そして、初日の出を拝み、新しい年を迎えられた事に感謝します。

太陽が登る東の方角は、若々しい生命力に満ち溢れた方位とされています。
年が明けて初めて吹く風は「初東風(はつこち)」。美しい日本語ですね、

お正月になると食卓に登場する祝い箸は、元旦におろして松の内の期間は洗ってくり返し使います。

祝い箸が両端が細くなっているのは、一方は神様が、もう一方は人間が共に食べることができます。

丈夫で折れにくい柳の木が使われているため「柳箸」とも言われます。

そして、その祝い箸でおせち料理を食べるのもお正月の楽しみの一つ。

おせち料理は年神様にお供えして、それを下げて家族で食べるのが習わしでした。
その料理一つ一つにも意味が込められています。

黒豆は「まめまめしく働く」、田作りは「五穀豊穣」、昆布巻きは「不老長寿や子孫繁栄」、
数の子は「親、子、孫、子孫繁栄」、海老は「長寿」、れんこんは「見通しが良い(先見性がある)」、
ごぼうは「しっかり根を張って安泰に」、栗きんとんは「金運を呼ぶ」

家族や子孫の繁栄を願う縁起物の料理なので、お正月には是非食べたいですね。

お正月にはおせち料理を始め、お雑煮などのご馳走が並びます。
美味しいので色々と食べていると、胃腸が少し疲れてくるかもしれません。
そんな時、どうするのか。昔の人は知恵を凝らしました。

1月7日は「人日(じんじつ)の節句」と言い、七草粥を食べる習わしがあります。

野山に芽吹いた野草の生命力を体に取り込む「若菜摘み」という
宮中行事から始まって、今の七草粥が定着しました。

「せり、なずな、五行、はこべら、ほとけのざ、すずな、すずしろ、春の七草」と、
五・七・五・七・七のリズムに乗せて、小さい頃に口ずさんだのを思い出しますね。

・せり・・・鉄分、ビタミンが多く含まれる。

・なずな・・・貧血・止血に効果がある。ぺんぺん草とも呼ばれる。

・ごぎょう・・・風邪の予防、解熱効果

・はこべら・・・タンパク質が豊富。

・ほとけのざ・・・食物繊維を多く含む。タンポポの葉に形が似ている。

・すずな・・・カブ。胃もたれの改善、美肌効果。

・すずしろ・・・大根。消化促進、殺菌作用。

七草粥で胃腸の疲れを取り、ビタミン類を補います。

ちなみに節句とは、季節の節目ごとに行う伝統行事のことで、
1年で5回ある節句を「五節句」と呼びますが、その最初が人日の節句なのです。

正月とは本来1月の事を指しますが、年が明けて年神様をお迎えし、
15日に年神様を天にお返しする小正月まで、お正月の行事が続きます。

1月を睦月と呼ぶのは、正月に一家が揃って睦み合う様子を表しています。
厳しい寒さの中にも人のぬくもりを感じますね。

季節の行事や習慣は、自然に目を向けながら四季の移り変わりを繊細に捉えた先人の知恵の宝庫です。
生きる力を賦活させて毎日を頑張ろうとい氣をもらい、また日常に戻ります。

今年も残りわずかとなりました。
皆様、良い年末年始をお過ごしくださいね。

また来年も宜しくお願い致します。

山本 和佳


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