【一般無料】赤ちゃんに対するタバコの害(健康基礎講座)

・ニコチンの毒性の怖さ。

・タバコを吸う子どもへの影響。

・赤ちゃんには○○が無いため、大人以上に被害が大きい!

・世界で進むタバコの規制。

「タバコは百害あって一利なし」とはよく言われますが、
日本では喫煙に関する病氣で、年間12~13万人が死亡しています。

肺がんだけでなく、ほとんどのがんの原因になっている喫煙。
がん以外にも、脳卒中や虚血性心疾患、糖尿病など様々な病氣にかかるリスクを抱えます。

タバコが健康に害を及ぼすことは誰でも知っていますが、
どれほど強い毒性を持っているのか、大人よりこどもや赤ちゃんに対して深刻な影響を与えると
言われているが、それは何故なのか?と聞かれると、答えられる人は少ないのではないでしょうか。

タバコに含まれるニコチン。タバコ1本に約20mg含まれていますが、人間の経口致死量は50~60mg。
つまり、タバコをそのまま3本食べると死ぬということです。

猛毒と言われる青酸カリの経口致死量は150~300mgですから、ニコチンの毒性は極めて高いのです。

ニコチンは脳や血管、心臓に特にダメージを与えます。

妊婦の喫煙は、胎児の遺伝子や器官形成細胞にダメージを与え、胎児の呼吸器の成熟が遅れてしまいます。
それによって様々な先天異常、遺伝子異常を引き起こして小児がんを増大させます。

また、生まれた後も受動喫煙で免疫力が低下し、気管支炎や喘息を起こして重症化させます。

さらに妊婦がタバコを多く吸うと、未熟児が生まれたり、急性呼吸障害や新生児突然死を起こすリスクが高まります。

これは脳への酸素供給量と関係があると言われており、
新生児低体重の原因は、喫煙によって一酸化炭素を吸入するため、脳の中で貧血のような状態に
なったものと考えられています。

貧血の妊婦が低体重児(2500g未満)を出産する確率は27.9%。

脳は特に酸素を大量に消費する臓器で、体内に取り込まれた酸素は血液中のヘモグロビンと結合して脳に運ばれます。
しかし、一酸化炭素が肺に入るとヘモグロビンと簡単に結合してしまうため、脳へ酸素を運べなくなり、脳幹を損傷してしまいます。

1歳未満の赤ちゃんが眠っている間に亡くなってしまう乳幼児突然死症候群は、両親が喫煙する場合、
吸わない両親と比べて4.9倍もリスクが高いのです。

喫煙によって、本来なら子宮の中にいる時に成長するはずの体の機能が十分に発育できずに生まれたため、
合併症や感染症にもかかりやすくなります。

そのほか、低体温症や低血糖などの発生率も高くなります。

毎日2箱以上吸うヘビースモーカーから生まれた子どもは、非喫煙者の子どもに比べて
体格が小さく、虚弱体質の子どもが多いと言われています。

さらに小学校での学力も、非喫煙者の子どもに比べて
11歳の子どもの知的能力テストにおいて、喫煙妊婦の子どもは非喫煙妊婦の子どもより3~ヶ月分成績が劣っています。

喫煙妊婦から生まれた子どもはキレやすく、将来犯罪を犯す可能性が高いというデータもあるように
生まれた後も家族からの受動喫煙によって、ADHDの「他者への攻撃的性格」が現れやすくなります。

どうして大人よりも子どもの脳にダメージが深刻なのでしょうか。

脳には有害な物質が脳内に侵入するのを防ぐ血液脳関門というしくみがあります。

これは脳を守る関所のような役割を果たし、血液に含まれる物質の脳へ入るのを制御しています。
基本的に脳の働きに役立つ物質は透過でき、有害な物質は透過させません。

ただし、分子量500以下の物質や脂溶性の物質は血液脳関門を透過しやすい性質を持ちます。
ニコチンは分子量162なので、簡単に通り抜けて脳に損傷を起こしてしまうのです。

赤ちゃんは脳関門が未発達のため、大人よりも脳にダメージを受けやすいので、十分に注意してください。

もちろん妊婦の喫煙だけでなく、受動喫煙も深刻な被害を及ぼします。

タバコの煙には、カドミウムなどの重金属、放射性物質、ホルムアルデヒド、ベンゼン、アンモニア、ヒ素などの
化学物質が約5300種類、も入っており、約70種類の発ガン物質が含まれています。
先程も挙げた一酸化炭素も高い濃度で含まれています。

仮に1日に40~50本タバコを吸う人の横に10時間いた場合、4本程度のタバコを吸っているのと同じです。

喫煙者の中には、「自宅ではベランダで吸うから」「自宅では吸わないようにしている」として、
家族への影響は無いと思っている人がいますが、これは大きな間違いです。

喫煙者の息には、タバコを吸った後も長時間有害物質が入っています。
一酸化炭素は喫煙した8時間後も息の中に残っていることが確認されています。
既に煙は出ていなくても、喫煙者の息から有害物質がずっと出ているのです。

子どもに健康面、精神面でダメージを与え、我が子の将来をダメにしていることを、どうか分かってほしい。

WHOの発表によると、世界中で毎年700万人がたばこが原因で亡くなり、そのうち89万人が受動喫煙が原因で死亡しています。
世界中で喫煙者は約10億人。そのうち80%が中・低所得の国や地域の住人。

さらに、タバコによる経済的損失(医療費の負担や生産性低下)は、年間1兆4000億ドル以上に上るとしています。

世界各国では全面禁煙化が進んでいます。
1990年代以降、レストランなど飲食店を全面禁煙とする動きが始まり、2004年にはアイルランドが世界で初めて
国全体を全面禁煙とする法律が施行されました。

さらにニュージーランド、イギリス、トルコ、カナダ、インドも屋内を全面禁煙とする法律が成立しています。
その他の先進国も法律でタバコを規制しています。

先進国の中で屋内が全面的に禁煙とされていないのは日本くらいです。
タバコの対策において、日本は圧倒的な後進国。

タバコの実害を知ると、自販機で普通にタバコを買える日本は異常なのです。
たまたま法律が緩いだけで、本来は絶対に吸ってはいけないタバコ。

ご自身の病氣の予防対策、健康のためにもタバコはストップ!
そして、大切な子どもの健康を守ってあげてください。

山本 和佳


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