職場や家庭内だけでなく、社会全体に溢れている目に見えない電磁波。
そんな日常に溢れ、ともに共存している電磁波について、私たちはどこまで理解しているのでしょうか。
そもそも電磁波は体にどんな作用を及ぼすのでしょうか。それは…
電磁波が体に及ぼす作用には、刺激作用、熱作用、非熱作用 の3つがあります。
【刺激作用】
これは、体に電気が流れるとピリピリと感じる不快な現象ですが、これは周波数が低い電磁波「低周波」が起こす主な特徴です。
低周波ではピリピリと感じる場合がありますが、同じ電磁波でも高周波ですとこうした刺激作用は一般的にはありません。
けれど、体感として感じていないだけで、高周波からも刺激作用は存在しています。
それが、電磁波過敏症などに起こる症状です。
高周波は、自分では気付かない内に刺激を受けてしまい、気付いたころにはかなり電磁波過敏症の症状が進んでいたということがあります。
携帯電話などの電磁波はパルス変調高周波電磁波と呼び、高周波の一種です。
電磁波過敏症にならないようにするためには、出来るだけ携帯電話は身につけず、肌から話したり、就寝時にはそばに置かない、もしくは電源を切るなどの対策をすると、電磁波過敏症の予防にも繋がります。
【熱作用】
熱作用については少し前回お話しましたが今回はもう少し掘り下げてお話したいと思います。
熱作用とは、高周波電磁波照射によって物体が温まる作用のことです。
この作用を応用したものが電子レンジです。
この高周波電磁波を人体にあてると、熱作用が起き、様々な健康被害を引き起こすといわれています。
高周波電磁波の特性は、反射、吸収、透過の3つで、人体に当たることにより、高周波電磁波の一部が体に吸収され、その吸収された一部の電磁波のエネルギーは熱になり、人体の体温を微量ながらも上昇させます。
この温度上昇によって引き起こされる生体作用を熱作用と言います。
携帯電話を長く使用した時に耳や頭の周辺が暖かく感じることがあるかたもいらっしゃるのではないでしょうか。
これは、高周波電磁波熱作用によるものです。
体温が1~2℃程度上昇するだけでも、人体に大きな影響を与えるということは多くの動物実験から証明されています。
特に、身体の一部で血管が少ない部分(脳、眼や内耳などの感覚器官や生殖器)は、熱拡散が難しいので特に熱の影響を受けやすく、細胞が害を受けやすいと言われています。
携帯電話ですとイヤフォンなどを使用することで、直接耳や頭に触れることが無くなり、熱作用の症状をある程度防ぐことが出来るようになります。
【非熱作用】 そして、刺激作用、熱作用と、続いて非熱作用がありますが、電磁波の危険をうったえている研究者の間では、この非熱作用こそがもっとも危険視されている作用だと考えられています。
非熱作用には、遺伝子損傷、それによる突然変異細胞出現やガンの発症、循環器系への影響での血圧上昇、神経系への影響、神経系疾患、頭痛、脳腫瘍など発症、学習能力の欠損、睡眠への影響等。
また、ホルモン系への影響で免疫の低下、アルツハイマー型認知症の発症、うつ病、ガン、生殖機能への影響なども危惧されています。
携帯基地局の周辺に住む住民の被害健康被害で、沖縄の例では、47戸のマンションで10人が鼻血を出しただけでなく、精神錯乱者が3人も出たという事例もあります。
知れば知るほど、電磁波の体に与える影響が尋常ではないことがわかってきます。
電磁波と共に生活する社会である以上、今を生きる私たちは、より電磁波について知識を深める必要があるのではないでしょうか。
川野 ゆき