・ 海を渡ってやって来た、誤った育児法
・ 食生活も混乱、育児も混乱。
・ 母親も混乱の真っ只中にいた
・ 当時の時代背景にも要因が・・・・?
かつて日本で実践されてきた古くからの子育ては、ご近所で協力し合いながら、
家庭内では祖父母も知恵や遊ぶことを伝えて子育てに密接に関わっていました。
家事や畑仕事をしているときも赤ちゃんをおぶって、片時も離れず愛情をたっぷり注意で育てる姿は、
海外から訪れた人も賞賛したほどです。
しかし、子どもの育て方はすっかり変わってしまいました。
子どもが生まれても、どうやって育てたら良いか分からず、周りの協力も受けられないケースもあります。
どうして、日本人の子育てはこれほど変わってしまったのでしょうか。
そのきっかけは70年以上前にアメリカから日本に入ってきた誤った育児法にありました。
第二次世界大戦が終戦した翌年1946年 、アメリカ教育施設団が日本へやって来ました。
そして、彼らが日本に残した「アメリカ教育施設団報告書」には、こう書かれています。
教師の最善の能力は、自由の雰囲気の中でのみ栄えるものである。
この雰囲気を備えてやるのが教育行政官の努めであり、決してこの逆ではない。
子どもたちの測り知れない資質は、自由主義の陽光の下でのみ豊かな実を結ぶ。
この光を供するのが教師の務めであり、決してこの逆ではないのである。
われわれは、自分が苦心して鍛え上げた実践に限って、あえて日本にお説教をしたい。
つまり、どのくらい禁じられるべきかを見つけ出すよりも、どのくらい許されるべきかを
見つけ出すことが、すべての権威の立場に立つ人々の責任なのである。
この報告書の内容は、哲学者ジョン・デューイの思想が元になっています。
その思想とは、
子どもは最初から自分の衝動や関心、様々な活動を持つ能動的存在であるので、
教育はいかなるものも誘い出したり、引き出したり、発展させたりする必要はない。
一般に教育者の仕事は、親であれ、また教師であれ、単にその活動を確かめ関連付け、
それらの活動に適切な機会と条件を与えることにある。
というものでした。
実は、先の報告書を作成した使節団のメンバーはジョン・デューイの弟子や、その思想の流れを汲む者でした。
今見ると、誰もがこのような教育方法は誤りだと思うでしょう。
しかし、なぜ日本に浸透してしまったのか・・・・
それは当時の時代背景が影響していました。
終戦後、連合軍が進駐してきた事は、日本人にとって絶望的な状況で、挫折感を味わいました。
さらに極東国際軍事裁判で出た判決は、その戦争において全て日本に非があるというものでした。
絶望感でいっぱいだった日本人は「一億総懺悔」を行い、戦争当時の郡や制度を否定しただけでなく、
大切な日本の歴史や文化まで否定しました。
物質的なものから精神的なものまで日本人の生活はアメリカの生活に比べて劣等で、不便だという考えに傾いていきました。
子育てにおいては、アメリカから入ってきた育児法を取り入れてしまったのです。
その一部を以下に挙げました。
・ 人工ミルクで育てた方が赤ちゃんの発育が早い。
・ 肉をたくさん食べさせれば、体格も頭も良くなる。
・ 日本人の赤ちゃんは、親に添い寝をしてもらっているから独立心が育たない。
・ 子どもの反抗期は大人になった証拠なので、優しく見守ればよい。
どれも明らかに誤った内容です。
しかし、当時の戦前の価値観が否定された社会で、日本人はこの育児法を受け入れたのです。
そして、子どもには無限の可能性があるのだから、大人が下手に口を出して潰してしまったら良くない。
戦争に負けた私達には、子どもにとやかく言える資格など無い、という考えが広がっていきました。
デューイがアメリカのシカゴに作った学校では、先に述べました彼の思想の元に教育が行われ、残念な結果を残しました。
自由に(?)育てられた子どもは親元を離れて社会に出たとき、過酷な環境に耐え切れず
ノイローゼになってしまったのです。
誤った思想から作られた育児は、子どもが犠牲になり残念な結果となってしまいました。
親には、子どもが次の時代を担う人間に育てるという重要な役目があります。
言葉の使い方、箸とお茶碗の持ち方に始まり、様々な習慣や知恵を伝えて身につけさせます。
それは子どもが社会に出て、様々な困難を乗り越えるための土台を形成するために大切な事です。
終戦を機に、当時の人達が外来の子育て方法に飛びついた背景や想像を絶する辛さを思うと、とても悲しくなります。
当時の誤った育児法のエッセンスが少しでも残っているのなら、それをいち早く払拭して
子どもが情緒豊かに、丈夫な体に育つようサポートしていかなければなりません。
山本 和佳
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