・ロマンもドラマもあるはずがない
・金と欲の為に馬がギセイになる
・中学生に鞭を打つ大人
・たった1%の生存率
最近よく目にする競馬のTVコマーシャル。
若手人氣芸能人を起用し、今、若年層の取り込みに力を入れています。
数あるギャンブルの中で競馬人氣が近年減退氣味だと言われる理由の一つとして「馬への虐待?」が明るみに出たことが挙げられます。
皆さんは馬刺しを食べたことはありますか?
その馬刺しは競馬で負けた馬だった…としたらどう感じますか?
農林水産省の発表によると、2015年に日本で屠殺された馬の数は12466頭。
日本で屠殺される馬の約95%は元「競走馬」出身と言われています。
私達が知らないだけで、競走馬の95%以上が寿命を全うできずに屠殺されているという現実があります。
競馬の世界では、現在でも毎年約8000~1万頭の子馬が生まれており、生後間もなく訓練に入れられ、早ければ2歳で競馬デビューします。
馬の1~2歳は、人間で言えば中学生くらい。
その若さで馬たちは、日々猛特訓をして、騎手を乗せて走り続ける事を強いられます。
まだ十分に出来上がっていない骨や靭帯、筋肉はあっという間に悲鳴を上げ、ボロボロになります。
競馬は、中学になりたての子どもに対してオリンピックで勝て!と言って鞭を打っているようなものです。
馬はとても繊細で、その様なプレッシャーや過酷な訓練から来るストレスで、精神的にも支障をきたします。
現役競走馬のなんと80%近くが、ストレスと粗悪な食生活のせいで、慢性胃潰瘍に苦しんでいるという報告もあります。
近年では馬専用の胃潰瘍の薬まで発売される始末。
競馬場では馬の骨折や転倒などの事故が非常に多いですが、骨がまだ未熟なうちに過度な負担をかけさせているのが大きな原因です。
骨折をした馬は「再起不能」と見なされ、即屠殺場へ送られます。
馬にとっての骨折とは死刑宣告と同じことなのです。
又、過度な調教でストレスとトラウマを負って半狂乱になる若い馬の話もよく聞きます。
以前見た外国の競馬の調教の中で非常に残酷な「首を固定する」ものがありました。
見ているだけで苦しくなります…。
馬は首から上だけで100キロ以上あるため、首への負担は計り知れません。
明らかに不自然なこの体勢は酷い拷問で、馬のカイロプラクターのチェックによると、馬の顎に強制的に容赦のない圧力をかけながら走らせることにより痛みなどで心拍数が上昇し、これを繰り返す事でやがて呼吸障害にもなると報告されています。
又、首から強制的に引っ張られることにより背骨から尻尾の骨に何らかの障害をきたしている事実もあります。
馬の寿命は、健康なら30歳、中には40歳まで生きる馬もいます。
しかしながらこのような過酷な調教や、怪我により、2~3年で死んでしまったり、又、生き延びたとしても、下記のような理由で屠殺されています。
① レースに向かないから
② 勝てないから
③ 血統にあまり価値がないから
④ 怪我をしたから
もし自分が殺されると置き換えて、この中であなたが納得いく理由はありますか?
今の日本では、勝って馬主を儲けさせてくれない馬は生きる価値がないとされています。
幼少期から虐待のような訓練を受け、強制的に走らされた挙句、最後は屠殺場で殺され、馬肉や、動物園のライオンの餌やドッグフード、それでも余る大半の馬たちは、なんと畑の肥料にまでされることも。
又、生まれた子馬が勝てなければ、血統が悪いとされ、子馬自身だけでなく、母馬の命さえも危うくなります。
北海道日高地方では「不要牝馬回収」のトラックが、毎週「いらなくなった繁殖牝馬」をトラックに乗せて、屠殺場へ運んでいると聞きます。
繁殖能力が無くなった母馬や、子馬の成績が悪く血統不良とされた母馬です。
競馬の世界では寿命を全うできる馬は僅か1%未満。
95%以上は何らかの理由で屠殺されており、競馬産業では馬の大量生産、大量廃棄が「当たり前」になっています。
日本での競馬ファンは約500万人と言われていますが、この中のどれだけの人がこの事実を知っているのでしょうか。
競馬を見る人はこの大量虐待に知らずのうちに加担していることになります。
競馬はロマンと言いますが、では貴方のロマンは鞭を打たれて走らされることですか?
一度だけでも馬の立場に立って、競馬というギャンブルを見つめなおしてみてください。
競馬ファンの多くは、馬券の儲けよりも、走る馬の美しさ、力強さ、ドラマチックなレース展開に引かれる、と聞きます。
本当に馬が好きなら、競馬にはもう行かないでください。
貴方が馬券を買うたびに、可哀想な馬が一頭増えます。
競馬には夢もロマンもドラマもありません!
そこにあるのは、馬たちの苦痛のみです。
小田奈々
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