・数々の誤った育児方法
・○○〇の思い込みも、この育児方法によるものだった。
アメリカから戦後入ってきたのは欧米の食事だけではなく、教育にも及びました。
前回取り上げましたジョン・デューイの思想を具体的に育児に当てはめた
スポック博士の育児書が1966年に日本で発売されました。
ジョン・デューイの思想とは、子どもは生まれながらに能動的な存在なので
教師や親が口出しをしないで可能性を伸ばすというもので、それまでの日本の子育てとは全く異なるものでした。
戦後アメリカ使節団が、ジョン・デューイの思想が汲まれた報告書を日本に残していきましたが、
すぐに日本の子育てが崩壊したわけではありませんでした。
まだ当時は、知恵も経験も豊富な祖父母が健在で、日本の伝統的な家庭を守っていました。
しかし、やがて祖父母が高齢化して、1960年代後半には家庭内で祖父母が及ぼす影響が弱くなっていきました。
そして高度経済成長期に入ると、都会へ移り住む若者が増え、核家族がたくさん出来ました。
また、マイホームを持つことが豊かさの象徴という価値観が生まれ、核家族化は一層進みました。
それによって、祖父母から伝えられる知恵や習慣などが継承されなくなっていきました。
そして、その抜け穴を埋めるかのように、この頃に発売されたスポック博士の育児書が
当時若い母親の間で大流行となりました。
しかし、アメリカではその20年前に発売され、ジョン・デューイの思想を汲んだ教育を受けた人の中から
社会に適応できない人が多く出ていました。
食事だけでなく教育からも日本を弱体化させる計画が、アメリカによってなされたのは明らかです。
スポック博士の育児書より、問題視される記述の一部を挙げます。
・育児にばかり集中はできない。子どもも人間なら親も人間なのです。
・眠っていても、授乳後3~4時間経っていたら、起こして飲ませても構いません。
・母親が赤ちゃんに愛情を示し、赤ちゃんがお母さんを信頼する、その方法は他にいくらでもあるという事です。
母乳を与えることは確かにその1つだし、とても良い方法ではありますが、それが絶対だとは言いません。
・赤ちゃんが夜中に目を覚ました時、両親の姿が見えるようではいけません。
子どもの成長段階を全く無視して、まるで母親と赤ちゃんの触れ合いは不要とでも言っているかのようです。
あるいは親の都合を優先させても構わないという意味を含む記述もあります。
赤ちゃんと母親が片時も離れず一緒にいることは、単に赤ちゃんのお世話をするという意味ではなく
母親の愛情も育む相互関係が成り立っているのです。
それを子どもが親に依存しているというような的外れな事を述べて
今までの子育てにおいては、さも手をかけ過ぎと言わんばかりに否定します。
「抱き癖をつけてはいけない」という誤った子育ても、この育児書から影響を受けています。
赤ちゃんと距離をとることで自立心が育つというような考えも誤りです。
もし母親がそのようにふるまえば、絶えず愛情を通わせたい赤ちゃんを突き放すことにもなってしまいます。
子どもがやりたいようにする子育ては、結局楽な方へ流れてしまいます。
その結果、母親としての誇りや子どもを育てる喜びまで奪われているのです。
しかし、上に挙げたスポック博士の誤ったやり方は現在も日本から抜けてはいません。
母親は赤ちゃんを抱っこしたり、おんぶをしながら家事をして、添い寝をして互いの愛情を深めます。
こうして親子の信頼関係がしっかりと出来るのが3歳頃になりますが、
特に6ヶ月までは重要で、赤ちゃんをしっかりと抱っこしてあげなくてはなりません。
しっかりと抱き癖をつけることは、母乳を飲ませる事と同様に赤ちゃんに心の栄養を与えることであり
親子の一体感を築くためにも欠かせません。
このようにして育てられたこどもは、母親と触れ合いの少ない子どもに比べて
言葉を覚えるのも、心の発育も早いことが分かっています。
もし知恵を持たない未熟な状態で、自由に振る舞うのが許されれば、身勝手な人間になるのは当然の流れです。
育つ環境や五感に入ってくるものから影響を受けて、それがベースとなって人格が形成されていきます。
子どもが安心して育つ環境を作ること、お母さんがしっかり愛情を注ぐことが本当に重要です。
山本和佳
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