・食がもたらす効果
・個食の問題点とは
・和食の独自の食べ方
食べることは栄養を補給することが第一の目的ですが、
満足感を得たり、互いに心を通わせるような内面への良い作用もあるのです。
スーパーでお惣菜やインスタント食品を買えるような現代生活においては、
家族で別々のメニューを食べる家庭もあります。
食品添加物など栄養の問題もありますが、家で一緒に食べるのに個々で違うものを食べるのは何とも不自然です。
お金で何でも買える時代だから、それぞれが食べたいものを買ってきて食べる。
時々であれば仕方ないのですが、それが日常の食卓になってしまうと危ういと思うのです。
同じものを食べることは、お互いの味の嗜好を知り、会話をしながら食べるスピードも合わせる。
家族や仲間へ配慮したり、お互いを理解し合う大切な場です。
職場や学校へお弁当を持って行って仲間で集まって食べるのも、
家族との食の共有がベースになっている上での交流の場ではないでしょうか。
仲の良い夫婦は顔が似てくると言われるのも、同じ食べ物を食べ続けることで
食の趣向や噛む回数などが近づいていき、顎の発達やえらの張り具合が似てくるからだそうです。
大人になっても、子どもの頃にお母さんが作ってくれた料理を懐かしみながら覚えているのは
味が美味しかったこともありますが、それと同時に愛情を受け取っていたからこそ、
いつまでも心に深く残っているのでしょう。
日本人には昔より共食の文化がありました。
仏様にお供えした食べ物、神棚に捧げた食べ物は、その後で下げてきて家族で分け合っていただく。
目に見えない存在にも敬意を払い、共に生命をいただく文化を築いてきたのです。
日本人はお米を主食としてきた民族ですが、今では伝統的な和食が世界にも認められています。
昔より一汁三菜(または二菜)を基本とした食事を続けてきました。
おかずや汁物に味がついていて、おかずの塩味をお米で中和させて、
口の中でご飯と合わせて、口の中で美味しさを作り出して味わいます。
この独特な食べ方を口中調味と言います。
しかも、この時に生まれる美味しさは、単にご飯とおかずを合わせただけではありません。
ご飯のでんぷんが唾液に含まれるアミラーゼという消化酵素によって分解され、
マルトースという甘味成分に変化します。
ご飯を噛むごとに甘味が増すのは、この分解の働きによるものです。
ご飯の甘味が味噌汁やおかずと合わさると、一層味わい深いものになります。
日本人は子どもの頃から当たり前のようにしている食べ方ですが、西洋料理ではそうではありません。
スープを飲むときは、スープだけを口に入れて、飲み終えてから次の料理を食べます。
メインディッシュとパンを口の中で合わせて食べることもしません。
和食は始めに汁物を少しいただきますが、食べている最中の細かな順番は
決められておらず、その都度自分で調整して食べています。
例え同じ魚定食を食べるとしても、その時の体調などによって少しずつ変えているので、
日本人の味覚が繊細で優れている表れだと思います。
優れた知恵や食文化は、食べているものの栄養も優れているからこそ生まれたのだと思います。
山本 和佳
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